生産量
令和7年10月の鶏肉生産量は、15万1212トン(前年同月比2.4%増)と前年同月をわずかに上回った(図1)。
なお、過去5カ年の10月の平均生産量との比較でも、3.6%増とやや上回る結果となった。
輸入量
10月の輸入量は、主要輸入先の相場高騰や労働者不足に伴う減産などにより輸入が抑制されたことなどから、5万7322トン(前年同月比8.0%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図2)。
なお、過去5カ年の10月の平均輸入量との比較では、8.9%増とかなりの程度上回る結果となった。
家計消費量
10月の鶏肉の家計消費量(全国1人当たり)(注)は、552グラム(前年同月比0.3%増)と前年同月並みとなった(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の10月の平均消費量との比較では、3.5%増とやや上回る結果となった。
(注)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。
推定期末在庫・推定出回り量
10月の推定期末在庫は、16万4307トン(前年同月比5.2%減)と前年同月をやや下回った(図3)。このうち、輸入品は12万9858トン(同8.0%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
推定出回り量は、20万8356トン(同1.0%増)と前年同月をわずかに上回った(図4)。このうち、国産品は15万642トン(同1.4%増)と前年同月をわずかに上回った一方、輸入品は5万7714トン(同0.0%減)と前年同月並みとなった。
(畜産振興部 越川 紗弥)