25年11月の生乳生産量、前年同月比2.2%減
デイリー・オーストラリア(DA)が2025年12月に公表した「Milk Production Reports」によると、同年11月の生乳生産量は84万9200キロリットル(87万4676トン相当、前年同月比2.2%減)とわずかに減少した(図1)。
この結果、25/26年度(7月〜翌6月)の11月までの生乳生産量は、377万1772キロリットル(388万4926トン相当、前年同期比2.3%減)とわずかに減少した。
25/26年度の生乳生産量についてDAは、25年11月に公表した「Situation and Outlook Report」の中で、前年度比2%減の814万9000キロリットル(839万3470トン相当)と予測している。この理由についてDAは、1)主要酪農地帯であるビクトリア州などで続く乾燥状態により飼料や水などの生産コストが上昇し、酪農家の生乳増産意欲が低下していること、2)酪農家の廃業による乳用牛飼養頭数の減少といった長期的な問題が継続していること−などを挙げている。
25年10月の主要乳製品の輸出量、バターおよびバターオイルが大幅に減少
DAが2025年12月に公表した「Dairy Export Summary」によると、25年10月の主要乳製品4品目の輸出量は、バターおよびバターオイルが大幅に減少した(表、図2)。
脱脂粉乳は、輸出量全体に占める割合が高い中国向けが大幅に減少したものの、インドネシアやタイなど東南アジア向けが増加したことを受け、前年同月比2.6%増とわずかに増加した。全粉乳は、アラブ首長国連邦やタイ、ベトナム向けが大幅に減少したものの、輸出量全体に占める割合が高い中国向けが大きく増加したことを受け、同3.0%増とやや増加した。バターおよびバターオイルは、マレーシア向けが堅調に推移したものの、中国のほか、インドネシアなど他の東南アジア向けが大幅に減少したことを受け、同74.6%減と大幅に減少した。また、チーズは、主要な輸出先のうち日本向けが大幅に減少したものの、中国向けが大幅に増加したことを受け、同12.7%増とかなり大きく増加した。
(調査情報部 平山 宗幸)