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海外需給【牛乳・乳製品/NZ】畜産の情報 2026年3月号

生乳生産量は8カ月連続で前年同月を上回って推移

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25年12月の生乳生産量、前年同月比2.5%増
 ニュージーランド乳業協会(DCANZ)によると、2025年12月の生乳生産量は271万4000トン(前年同月比2.5%増)と、8カ月連続で前年同月を上回った(図1)。また、2025/26年度(6月〜翌5月)の12月までの生乳生産量も、1316万1000トン(前年比2.5%増)と前年度を上回って推移している。
 この要因についてニュージーランド証券取引所(NZX)は、1)12月初めの気候は高温乾燥であったが、月末にかけてサイクロン級の低気圧による降雨で乾燥状態が緩和され、牧草の生育に適した状況になったこと、2)酪農家は補助飼料の備蓄が十分であること―が増加につながったとしている。
 今後の生乳生産の見通しについてNZXは、天候により牧草生育が左右されるものの、前年をわずかに上回って推移すると予想している。
 
 
 
25年12月の乳製品輸出量、主要4品目で増加
 ニュージーランド統計局(Stats NZ)によると、2025年12月の乳製品輸出量は、主要4品目がいずれも前年同月を上回った(表、図2)。品目別に見ると、脱脂粉乳はインドネシア、ベトナム向け、全粉乳はアルジェリア向け、バターおよびバターオイル、チーズは中国向けが、いずれも増加した。年度累計(25年6〜12月)では、全粉乳、バターおよびバターオイルが前年同期を上回った。



 
 
26年1月20日のGDT平均価格、チーズを除き前回を上回る
 2026年1月20日開催のGDT(注1)平均取引価格は、チーズを除く主要3品目が前回開催時(26年1月6日)を上回った(図3)。取引全体では、全乳製品の平均取引価格は1トン当たり3615米ドル(55万9096円、1米ドル=154.66円(注2)、前回比2.3%高)とわずかに上昇した。NZや米国など主要乳製品生産地域での堅調な生産により供給が増加する中、価格が下落傾向となりアフリカからの全粉乳の需要が高まったことなどが寄与した。
 
(注1)グローバルデイリートレード。月2回開催される電子オークションで、当該価格は乳製品の国際価格の指標とされている。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年1月末TTS相場。
 

 
(調査情報部)