生産量
令和8年1月の牛肉生産量(注1)は、2万6897トン(前年同月比1.5%減)と前年同月をわずかに下回った(図1)。品種別では、和牛は1万3666トン(同0.2%減)、交雑種は7463トン(同0.0%減)と、ともに前年同月並み、乳用種は5726トン(同6.1%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
なお、過去5カ年の1月の平均生産量との比較では、2.0%増とわずかに上回る結果となった。
(注1)生産量の合計は、その他の牛、子牛を含む。
輸入量
1月の輸入量について、冷蔵品では、現地価格の高止まりなどにより主要輸入先である米国産の輸入量が減少した一方、豪州産およびカナダ産の輸入量が増加したことなどから、1万3711トン(前年同月比2.6%増)と前年同月をわずかに上回った(図2)。冷凍品では、豪州産のうち主に加工用のひき材などに使用されるトリミングの輸入量が増加したことなどから、2万6025トン(同35.7%増)と前年同月を大幅に上回った(図3)。この結果、輸入量の合計(注2)でも、3万9771トン(同22.2%増)と前年同月を大幅に上回った。
なお、過去5カ年の1月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は17.7%減と大幅に下回った一方、冷凍品は11.5%増とかなり大きく上回る結果となった。
(注2)輸入量の合計は、煮沸肉、ほほ肉、頭肉を含む。
家計消費量等
1月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)(注3)は142グラム(前年同月比6.1%減)と前年同月をかなりの程度下回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の1月の平均消費量との比較でも、17.6%減と大幅に下回る結果となった。
1月の外食産業全体の売上高は、年始の家族客などの需要が好調となった他、その後も週末を中心に堅調に推移したことなどから、前年同月比8.5%増と前年同月をかなりの程度上回った(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。
このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態として、ハンバーガー店を含むファストフードの洋風は、期間限定商品や各種キャンペーンの好調などから、同11.1%増と前年同月をかなり大きく上回った。また、牛丼店を含むファストフードの和風は、人気商品の復活などから、同12.8%増と前年同月をかなり大きく上回った。ファミリーレストランの焼き肉は、29日の「ニクの日」キャンペーンや主力商品のメニュー改定などにより集客が好調で、同7.0%増と前年同月をかなりの程度上回った。
(注3)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。
推定期末在庫・推定出回り量
1月の推定期末在庫は、14万3302トン(前年同月比5.2%増)と前年同月をやや上回った(図4)。このうち、国産品は9450トン(同6.7%減)と前年同月をかなりの程度下回った一方、在庫の大半を占める輸入品は13万3852トン(同6.1%増)と前年同月をかなりの程度上回った。
推定出回り量は、6万4059トン(同0.9%増)と前年同月をわずかに上回った(図5)。このうち、国産品は2万6178トン(同3.9%減)と前年同月をやや下回った一方、輸入品は3万7880トン(同4.5%増)と前年同月をやや上回った。
(畜産振興部)