1月の全国の生乳生産量、4カ月連続で下回る
令和8年1月の生乳生産量は、62万5154トン(前年同月比1.1%減)と、4カ月連続で前年同月を下回った(図1)。地域別では、北海道が36万1474トン(同1.1%減)と、2カ月ぶりに前年同月を下回った。また、都府県でも26万3680トン(同1.1%減)と、5カ月連続で下回った。
1月の生乳処理量を用途別に見ると、牛乳等向けは30万9486トン(同0.5%減)と、6カ月連続で前年同月を下回った。このうち、業務用向けについては2万3133トン(同0.4%減)と、8カ月連続で下回った。
一方、乳製品向けは31万2116トン(同1.7%減)と、11カ月ぶりに前年同月を下回った。これを品目別に見ると、クリーム向けは5万9623トン(同0.1%減)と3カ月連続で下回った一方で、チーズ向けは3万9142トン(同1.3%増)と5カ月連続で上回った。また、脱脂粉乳・バター等向けは、16万9611トン(同2.3%減)となり、18カ月ぶりに前年同月を下回った(農畜産業振興機構調べ「交付対象事業者別の販売生乳数量等」)。
全国の1月の牛乳生産量、6カ月連続で下回る
1月の牛乳等生産量を見ると、飲用牛乳等のうち牛乳は、24万8580キロリットル(前年同月比0.7%減)と6カ月連続で前年同月を下回った。成分調整牛乳は前年割れが継続しており、1万5903キロリットル(同7.2%減)となった。また、加工乳についても、1万2834キロリットル(同1.8%減)と6カ月連続で前年同月を下回った。
はっ酵乳は8万5518キロリットル(同3.2%減)と、2カ月ぶりに下回った。
1月末のバター在庫量、前年同月比23.3%増
1月のバターの生産量は7318トン(前年同月比1.7%減)と11カ月ぶり、前年2月に前年同月を下回ったのがうるう年の影響であることを踏まえると、実質18カ月ぶりに前年同月を下回った(図2)。一方、出回り量は5352トン(同8.9%増)と8カ月ぶりに上回った(農畜産業振興機構調べ)。在庫量については、17カ月連続で前年同月を上回り、1月末は3万1670トン(同23.3%増)となった(図3)。
1月末の脱脂粉乳在庫量、前年同月比42.0%増
1月の脱脂粉乳の生産量は、1万5067トン(前年同月比0.1%減)と、バターと同様に11カ月ぶり、実質18カ月ぶりに前年同月を下回った(図4)。また、出回り量は1万617トン(同16.6%減)と12カ月連続で下回った(農畜産業振興機構調べ)。在庫量は、7万5039トン(同42.0%増)と14カ月連続で前年同月を上回った。(図5)。
令和7年1人当たり牛乳・乳製品支出金額、3年連続で前年を上回る
総務省が令和8年2月に公表した家計調査によると、7年(1〜12月)の全国1人当たりの牛乳・乳製品の支出金額は1万4353円(前年比3.2%増)と、3年連続で前年を上回った(図6)。これは、7年度期中の乳価改定のほか、原材料費やエネルギー価格の高騰などの影響による製品価格の値上げが主な要因になったと考えられる。
内訳を見ると、牛乳が5531円(同0.1%増)と前年並み、チーズが2499円(同1.4%増)とわずかながら前年を上回り、ヨーグルトは5119円(同5.0%増)とやや、バターは514円(同8.4%増)とかなりの程度上回った。
(酪農乳業部)