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海外需給【豚肉/米国】畜産の情報 2026年4月号

25年12月の豚肉輸出量、中国向けの減少などから前年同月比6.8%減

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26年1月の豚肉生産量、前年同月比2.1%減
 米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)によると、2026年1月の豚と畜頭数は、と畜場の営業日数が前年同月比で1日少なかったことにより、1115万400頭(前年同月比2.8%減)と前年同月をわずかに下回った。平均枝肉重量は増加したものの、と畜頭数の減少から同月の豚肉生産量は111万1000トン(同2.1%減)とわずかに減少した(図1)。
 26年の豚肉生産量についてUSDAは、平均枝肉重量の増加に加え、1腹当たり産子数の増加により今後のと畜頭数増加が見込まれるとして、1282万5000トン(前年比2.5%増)とわずかな増加を予測している。
 
 
 
26年1月の豚肉卸売価格、前年同月比2.8%高
 USDA/NASSによると、2026年1月の肥育豚価格は、100ポンド当たり61.5米ドル(1キログラム当たり213円:1米ドル=156.81円(注1)、前年同月比3.6%高)と前年同月をやや上回った(図2)。同月の豚肉卸売価格(カットアウトバリュー(注2))は、豚肉生産量の減少や堅調な国内需要から、同93.6米ドル(同324円、同2.8%高)と前年同月をわずかに上回った。
 
(注1)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年2月末TTS相場。
(注2)各部分肉の卸売価格を1頭分の枝肉に再構築した卸売指標価格。
 

 
25年12月の豚肉輸出量、前年同月比6.8%減
 米国農務省経済調査局(USDA/ERS)によると、2025年12月の豚肉輸出量は27万3413トン(前年同月比6.8%減)とかなりの程度減少した(表)。同年1〜12月の累計では、316万1658トン(前年比2.2%減)とわずかに減少した。
 12月の輸出量について、最大の輸出先となるメキシコ向けは、旺盛な需要から12万1219トン(前年同月比7.5%増)とかなりの程度、韓国向けは2万6828トン(同1.8%増)とわずかに、いずれも増加した。一方、日本向けは3万3594トン(同1.2%減)とわずかに減少した。中国向けは、米国産豚肉に追加関税が課されていることにより、同51.4%減と大幅に減少した。
 26年の豚肉輸出量についてUSDAは、国内生産量の増加や米国産豚肉の国際的な競争力の維持に加え、国際市場における欧州産豚肉の供給減が見込まれるとして、323万6000トン(前年比2.2%増)とわずかな増加を見込んでいる。
 

 
(調査情報部)