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海外需給【牛乳・乳製品/豪州】畜産の情報 2026年4月号

生乳生産量は2カ月連続で前年同月比増、輸出量は主要4品目で減少

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26年1月の生乳生産量、前年同月比1.5%増
 デイリー・オーストラリア(DA)が2026年2月に公表した「Milk Production Reports」によると、同年1月の生乳生産量は71万8781キロリットル(74万344トン相当、前年同月比1.5%増)と2カ月連続でわずかに増加した(図1)。
 

 
 この結果、25/26年度(7月〜翌6月)の1月までの生乳生産量は、530万4658キロリットル(546万3798トン相当、前年同期比1.2%減)とわずかな減少となった。
 26年(1〜12月)の生乳生産量について米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は、25年12月に公表した「Dairy and Products Annual」の中で、前年比0.6%増の855万トン(829万キロリットル相当)と予測している。この理由についてUSDA/FASは、1)乳価が引き続き高水準を維持しているため、生産者の生産拡大への意欲が高いこと、2)飼料用穀物(小麦および大麦)の価格が比較的低水準で推移しているため、補助飼料の給与量が増え、1頭当たり生乳生産量の増加が見込まれること−などを挙げている。
 
25年12月の主要乳製品の輸出量はすべて減少
 DAが2026年2月に公表した「Dairy Export Summary」によると、25年12月の主要乳製品4品目の輸出量はいずれも大きく減少した(表、図2)。
 脱脂粉乳は、輸出量全体に占める割合が高いインドネシアとマレーシア向けが大幅に増加したものの、中国やベトナムなどの他の東南アジア向けが減少したことを受け、前年同月比27.7%減と大幅に減少した。全粉乳は、輸出量全体に占める割合が高い中国向けは大幅に増加したものの、アラブ首長国連邦やタイ、ベトナム向けが大幅に減少したことを受け、同24.5%減と大幅に減少した。バターおよびバターオイルは、マレーシアやタイ、中国向けが好調だったものの、メキシコ、米国、シンガポール向けが大幅に減少したことを受け、同14.8%減とかなり大きく減少した。また、チーズは、主要な輸出先である中国向けが大幅に増加したものの、最大の輸出先である日本向けが大幅に減少したことを受け、同10.6%減とかなりの程度減少した。




 
(調査情報部)