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海外需給【鶏肉/中国】畜産の情報 2026年4月号

25年の鶏肉生産量は前年比3.1%増とやや増加

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25年の家きん肉生産量、前年比6.7%増
 中国国家統計局によると、2025年の家きん総出荷羽数は183億2000万羽(前年比5.6%増)と統計上、初めて180億羽を超え、家きん肉生産量は2837万トン(同6.7%増)と、いずれも前年を上回った。また、同年12月末の家きん飼養羽数は62億7000万羽(前年同期比3.2%減)となった。
 米国農務省海外農業局(USDA/FAS)の直近見通しによると、26年の中国の鶏肉生産量(注1)は1670万トン(同3.1%増)と、前年からやや増加すると見込まれている(表1)。
 
(注1)同国では、家きん肉生産量のうち約6割が鶏肉であるとされている。鶏肉の生産割合については『畜産の情報』2020年5月号「中国の肉用鶏産業の現状と鶏肉需給の見通し」(https://www.alic.go.jp/content/001177622.pdf)P.102をご参照ください。
 

 
26年2月の鶏肉市場価格、前年同期比4.8%安
 中国農業農村部によると、2026年2月第1週の鶏肉市場価格は1キログラム当たり22.7元(522円:1元=23.01円(注2)、前月同期比1.7%高、前年同期比4.8%安)と、前年同期をやや下回って推移した(図)。
 価格低迷の要因について、中国農業農村部が26年1月に公表した「農産物需給動向分析月報」の中で、25年の鶏肉生産量が安定基調であることに加え、豚肉価格が低位で推移していることから鶏肉への代替需要が弱まったためとしている。
 
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年2月末TTS相場。

 
25年の鶏肉輸入量、前年比36.0%減
 2025年の冷凍鶏肉輸入量は59万1893トン(前年比36.0%減)と、前年を大幅に下回った(表2)。主要輸入先を見ると、ブラジル29.2万トン(同47.7%減)、ロシア14.4万トン(同12.3%増)、タイ9.5万トン(同15.6%減)、米国1.9万トン(同68.9%減)といずれも減少した。25年のブラジルからの輸入量の減少要因として、同年5月のブラジルでの高病原性鳥インフルエンザ(HPAI)の発生により、中国政府が同国からの家きんおよび家きん肉類の輸入を停止したことが挙げられる。なお、同年10月31日付でブラジル産の輸入停止を解除したため、現地報道では26年の同国からの輸入は再び活性化するとしている。

 

 

 
25年の鶏肉調製品輸出量、前年同期比15.7%増
 2025年の鶏肉調製品の輸出量は41万16トン(前年比15.7%増)と前年をかなり大きく上回り、前年に引き続き高水準を維持している(表3)。
 

 
(調査情報部)