26年3月末の繁殖雌豚頭数、前年同期比3.3%減
中国農業農村部によると、2026年3月末時点の繁殖雌豚頭数は3904万頭(前年同期比3.3%減)と前年をやや下回った(図1)。これは、同部が最適な飼養水準とする3900万頭を0.1%上回っている。なお、同年3月3日、同部は、需要に見合った出荷調整を適切に行うため、主要な養豚企業に対し同水準を3650万頭に引き下げる予定であることを通知している
(注1)。
(注1)詳しくは海外情報「中国政府、養豚目標数の下方修正を予告、中国で食料需要の減少が継続」(https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_004329.html)をご参照ください。
26年3月の豚と畜頭数、前年同月比14.7%増
2026年3月の豚と畜頭数は、3514万頭(前年同月比14.7%増)とかなり大きく増加した(図2)。これは前年を上回る水準であり、26年の第1四半期の豚肉生産量も1669万トン(前年同期比4.2%増)と前年同期比でやや増加し、高水準を維持している。
26年3月の豚肉小売価格、前月比6.2%安
2026年3月の豚肉小売価格は、1キログラム当たり22.3元(529円:1元=23.73円
(注2)、前月比6.2%安、前年同月比15.6%安)となった(図3)。
また、豚肉生産にも影響する子豚価格は、同年1月に同26.5元(629円、前月比3.9%安、前年同月比28.9%安)となった。
今後の価格について、中国農業農村部が26年4月に公表した「農産物需給動向分析月報(2026年3月)」によると、肥育農家は今後の市場に悲観的な見方を強めており、子豚の導入意欲が低下している。消費面では、労働節(メーデー)の連休(5月1〜5日)に向けた豚肉卸売業者や外食企業の旺盛な備蓄意欲が価格を下支えし、短期的には豚肉価格の下落幅は縮小するとしている。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年4月末TTS相場。
26年1〜3月の豚肉輸入量、前年同期比34.7%減
2026年1〜3月の豚肉輸入量(製品重量ベース)は、17万7037トン(前年同期比34.7%減)と大幅に減少した(表)。この要因について、現地報道によると、前年から継続して国内の豚肉供給量が十分であることから価格が安値で推移し、輸入豚肉の価格優位性が弱まったためとされている。
(調査情報部)