26年2月の生乳生産量、前年同月比0.6%増
デイリー・オーストラリア(DA)が2026年4月に公表した「Milk Production Reports」によると、同年2月の生乳生産量は57万5641キロリットル(59万2910トン相当、前年同月比0.6%増)と3カ月連続で前年同月からわずかに増加した(図1)。
一方、25/26年度(7月〜翌6月)の生乳生産量は、11月までの5カ月間で前年を下回って推移していたことから、2月までの8カ月間の累計で見ると、588万299キロリットル(605万6708トン相当、前年同期比1.0%減)とわずかな減少となった。
25/26年度の生乳生産量について、豪州農林水産省(DAFF)と豪州農業資源経済科学局(ABARES)が26年3月に公表した「Agricultural Commodities Report」では、乳用経産牛頭数の減少により、815万キロリットル(前年度比2.0%減)とわずかな減少が見込まれている。乳用経産牛頭数減少の要因としては、1)酪農家戸数の継続的な減少、2)豪州南部での乾燥気候による牧草の生育不良、3)牛肉価格高騰により乳用牛の
淘汰が進んだことーなどが挙げられる
(注)。
(注)詳細については、『畜産の情報』2026年5月号「豪州の農畜産物需給見通し 〜2026年豪州農業需給観測会議から〜」(https://www.alic.go.jp/joho-c/joho05_004235.html)をご参照ください。
26年2月の主要乳製品の輸出量はすべて減少
DAが2026年4月に公表した「Dairy Export Summary」によると、26年2月の主要乳製品4品目の輸出量はいずれも減少した(表、図2)。
脱脂粉乳は、輸出量全体に占める割合が高い輸出先として、インドネシア向けが大幅に増加したものの、中国など他のアジア向けが減少したことにより、前年同月比2.4%減とわずかに減少した。全粉乳は、輸出量全体に占める割合が高い中国向けは増加したものの、アラブ首長国連邦向けやベトナムなど東南アジア向けが大幅に減少したことにより、同15.2%減とかなり大きく減少した。バターおよびバターオイルは、マレーシア、中国向けが好調だったものの、メキシコ向け、韓国などアジア向けが大幅に減少したことにより、同32.3%減と大幅に減少した。また、チーズは、最大の輸出先である日本向けが大幅に減少したことにより、同8.1%減とかなりの程度減少した。
(調査情報部)