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国内需給【牛肉】畜産の情報 2026年7月号

8年4月の牛肉生産量、前年同月並み

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生産量
 令和8年4月の牛肉生産量(注1)は、3万570トン(前年同月比0.0%減)と前年同月並みとなった(図1)。品種別では、和牛は1万6285トン(同1.3%増)、交雑種は8367トン(同1.0%増)と、いずれも前年同月をわずかに上回った一方、乳用種は5878トン(同4.9%減)と前年同月をやや下回った。
なお、過去5カ年の4月の平均生産量との比較では、1.4%増とわずかに上回る結果となった。

(注1)生産量の合計は、その他の牛、子牛を含む。
 
 
 
輸入量
 4月の輸入量について、冷蔵品では、現地価格の高止まりなどにより主要輸入先である米国産の輸入量が減少した一方、豪州産の輸入量が増加したことなどから、1万5979トン(前年同月比7.7%増)と前年同月をかなりの程度上回った(図2)。冷凍品では、引き続き米国産ショートプレート(バラ)や豪州産のうち主に加工用のひき材などに使用されるトリミングの輸入量が増加したことなどから、3万9350トン(同2.9%増)と前年同月をわずかに上回った(図3)。この結果、輸入量の合計(注2)でも、5万5398トン(同4.4%増)と前年同月をやや上回った。
 なお、過去5カ年の4月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は20.2%減と大幅に、冷凍品は2.0%減とわずかに、いずれも下回る結果となった。

(注2)輸入量の合計は、煮沸肉、ほほ肉、頭肉を含む。
 


 
 
家計消費量等
 4月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)(注3)は、145グラム(前年同月比5.0%減)と前年同月をやや下回った(総務省「家計調査」)。
 なお、過去5カ年の4月の平均消費量との比較では、13.3%減とかなり大きく下回る結果となった。
 4月の外食産業全体の売上高は、上中旬を中心に客数が伸び悩むところもあったが、春休みや大型連休に合わせた各種キャンペーンが好評だったことや、全国的に天候が安定し、気温が上昇したことにより、前年同月比8.0%増と前年同月をかなりの程度上回った。物価高による節約志向で客数の伸び悩みが懸念される中で、ファストフードなどの低価格業態の好調が続き、期間限定商品の投入や各種キャンペーンの実施、CMの強化などで健闘している(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。
 このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態として、ハンバーガー店を含むファストフードの洋風は、春休みに合わせた割安なメニューによる集客増や新商品の投入などが奏功したことから、同8.4%増と前年同月をかなりの程度上回った。また、牛丼店を含むファストフードの和風は、新メニューや人気メニューの好調などから、同21.5%増と前年同月を大幅に上回った。ファミリーレストランの焼き肉は、春休み需要が堅調に推移し、予約サイトの来店直前予約サービスの活用も奏功したことから、同8.7%増と前年同月をかなりの程度上回った。

(注3)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。

推定期末在庫・推定出回り量
 4月の推定期末在庫は、13万7200トン(前年同月比1.6%減)と前年同月をわずかに下回った(図4)。このうち、国産品は1万206トン(同2.8%増)と前年同月をわずかに上回った一方、在庫の大半を占める輸入品は12万6994トン(同2.0%減)と前年同月をわずかに下回った。
 推定出回り量は、8万6016トン(同14.0%増)と前年同月をかなり大きく上回った(図5)。このうち、国産品は2万9292トン(同3.0%減)と前年同月をやや下回った一方、輸入品は5万6724トン(同25.4%増)と前年同月を大幅に上回った。
 



 
(畜産振興部)