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海外需給【牛肉/ 米国】畜産の情報 2026年7月号

26年4月の牛肉生産量は前年同月比6.5%減、26年予測は前年比1.8%減

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26年4月の牛肉生産量は前年同月比6.5%減
 米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)によると、2026年4月の牛と畜頭数は234万2000頭(前年同月比9.0%減)とかなりの程度減少した。1頭当たり枝肉重量は408.7キログラム(同2.7%増)とわずかに増加したものの、と畜頭数の減少を補うには至らず、同月の牛肉生産量は95万1000トン(同6.5%減)とかなりの程度減少した(図1)。
 と畜頭数の減少について、米国農務省経済調査局(USDA/ERS)によると、より高値で販売されることを見越してフィードロットにおいて肥育牛の出荷を留保する動きがあるためと考えられている。その結果、5月1日時点のフィードロット飼養頭数は、1158万4000頭(前年同期比1.8%増)とわずかに増加した(図2)。
 26年の牛肉生産量についてUSDAは、前月予測から11万トン引き下げた1158万8000トン(前年比1.8%減)に下方修正した。
 



 
26年4月の牛肉卸売価格は前年同月をかなり大きく上回って推移
 USDA/ERSによると、2026年4月の肥育牛(ネブラスカの相対取引価格、チョイス級、去勢)の価格は、100ポンド当たり252.3米ドル(1キログラム当たり892円:1米ドル=160.39円(注1)、前年同月比20.2%高)と前年同月を大幅に上回った。また、牛肉卸売価格(カットアウトバリュー(注2))は、同385.4米ドル(同1363円、同14.8%高)と前年同月をかなり大きく上回った(図3)。今後の卸売価格の動向について、肥育牛の出荷ペース次第では、より高値での推移も予測されている。

(注1)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年5月末TTS相場。
(注2)各部分肉の卸売価格を1頭分の枝肉に再構築した卸売指標価格。

 
 
 
26年3月の牛肉輸出量は前年同月比19.0%減
 USDA/ERSによると、2026年3月の牛肉輸出量は9万4007トン(前年同月比19.0%減)と大幅に減少した(表)。中国向けについては、米国内の牛肉輸出施設の大部分で中国海関総署(GACC)による中国向け輸出に係る認可登録の更新手続が行われていなかったことから、同国への牛肉輸出の大部分が停止し、3月も553トン(同97.1%減)と低水準となった。しかし、5月15日、大部分の牛肉輸出認可施設の更新が行われ、今後、同国向けの動向が注目されるところである(注3)

(注3)5年ごとの認可登録の更新時期を迎えていた2025年3月以降、GACCによる牛肉の輸出認可施設の大部分について未更新の状況が続いていた。詳細については、海外情報「米中は農畜産物貿易の拡大に合意、牛肉輸出認可施設の登録も更新(米国)」(https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_004361.html)をご参照ください。
 
(調査情報部)