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海外需給【豚肉/チリ】畜産の情報 2026年7月号

26年1〜3月の豚肉生産量は前年同期並みの推移ながら、輸出量は減少

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26年1〜3月の豚肉生産量は前年同期並み
 チリ農業省農業政策・調査局(ODEPA)によると、2026年1〜3月の豚と畜頭数は139万6000頭(前年同期比0.6%増)と前年同期をわずかに上回ったものの、豚肉生産量は14万3000トン(同0.0%減)と前年同期並みにとどまった(図1)。
 

 
26年1〜3月の豚肉輸出量は前年同期比5.9%減
 2026年1〜3月の豚肉輸出量は、4万4181トン(前年同期比5.9%減)と前年同期をやや下回った(表)。輸出先別に見ると、輸出量全体の4割弱を占める中国向けは1万5908トン(同7.4%減)と、前年同期をかなりの程度下回った。一方で、輸出量全体の約2割を占める日本向けは9484トン(同12.9%増)とかなり大きく上回り、同じく約2割を占める韓国向けは8598トン(同7.5%増)、1割弱を占めるコスタリカ向けは3454トン(同6.6%増)と、いずれもかなりの程度上回った。輸出先上位の日本や韓国などから強い引き合いがあったものの、最大の輸出先であり、国内の豚肉供給量が十分にあるとされる中国からの引き合いが弱かったことなどから、全体の輸出量は減少した。
 


 
26年4月の肉豚生産者販売価格は前年同月比2.4%安
 ODEPAによると、2026年4月の肉豚生産者販売価格は、1キログラム当たり1.20米ドル(192円:1米ドル=160.39円(注)、前年同月比2.4%安)と前年同月をわずかに下回った(図2)。
 価格の推移を見ると、25年9月以降は下落基調であったが、年明けの26年2月に反発して一度上昇した。しかし、その後2カ月連続で再び下落を続けた結果、前年末の水準にまで戻っている。
 肉豚生産において主要な飼料となるトウモロコシについて、米国農務省(USDA)によると、チリ国内の収穫面積は、高い生産コストと輸入穀物との激しい競争により、減少傾向にあるとされている。また、その結果、同国のトウモロコシ生産量は漸減傾向が続くとみている。そうした中、同国ではトウモロコシ消費量の約8割をアルゼンチンやパラグアイなどからの輸入に頼っているため、今後、国際市場でのトウモロコシ価格の変動がチリの肉豚生産に与える影響は小さくないと考えられる。

(注)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年5月末のTTS相場。
 
(調査情報部)