26年4月の生乳生産量、前年同月比6.0%増
ニュージーランド乳業協会(DCANZ)によると、2026年4月の生乳生産量は154万4000トン(前年同月比6.0%増)と、12カ月連続で前年同月を上回った(図1)。また、25/26年度(6月〜翌5月)4月までの生乳生産量も、2136万1000トン(前年同期比3.5%増)と前年同期を上回って推移している。
この要因についてニュージーランド証券取引所(NZX)は、25年は北島、南島とも干ばつに見舞われたのに対し、26年は好天に恵まれて牧草の生育環境が良好であったことなどが寄与したとしている。
今後の生乳生産の見通しについてNZXは、良好な生産環境が持続すると見込んでいる。
26年4月の乳製品輸出量、チーズを除く主要3品目で増加
ニュージーランド統計局(Stats NZ)によると、2026年4月の乳製品輸出量は、チーズを除く主要3品目が前年同月を上回った(表、図2)。品目別に見ると、チーズは豪州向けが大幅に減少したため、輸出量は前年同月を下回った。一方で、脱脂粉乳はフィリピン向け、全粉乳、バターおよびバターオイルは中国向けがそれぞれ大幅に増加したことにより、いずれも輸出量が前年同月を上回った。25/26年度(6月〜翌5月)4月までの乳製品輸出量では、主要4品目のうち全粉乳、バターおよびバターオイルが前年同期を上回った。
26年5月19日のGDT平均取引価格、主要3品目が前回を上回る
2026年5月19日開催のGDT
(注1)平均取引価格は、主要4品目のうちチーズを除く3品目が前回開催時(26年5月5日)を上回った(図3)。取引全体では、全乳製品の平均取引価格は1トン当たり4198米ドル(67万3317円、1米ドル=160.39円
(注2)、前回比1.7%高)とわずかに上昇した。
市場価格についてNZXは、中東情勢や原油価格上昇の影響があるものの、乳たんぱく質製品を含む主要乳製品の底堅い需要により上昇したとしている。
(注1)グローバルデイリートレード。月2回開催される電子オークションで、当該価格は乳製品の国際価格の指標とされている。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年5月末TTS相場。
(調査情報部)