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海外需給【飼料 中国】畜産の情報 2026年7月号

26/27年度のトウモロコシおよび大豆の需給見通し

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26/27年度のトウモロコシ生産量、前年度に続き過去最高見込み
 中国農業農村部は2026年5月12日、最新の「中国の農産物需給状況分析」を公表した。このうち、初回となる2026/27年度(10月〜翌9月)のトウモロコシの需給見通しは表1の通りである。
 生産量は、作付面積および単収の増加により、前年度に続き過去最高となる3億600万トン(前年度比1.6%増)とわずかな増加が見込まれている。農業農村部は、前年度の収益性が良好であったため、生産者の作付け意欲が高まったことを要因として挙げている。
 輸入量は、600万トン(前年度同)と見込まれている。これは昨年度と同水準であり、中国がトウモロコシ輸入に設定している関税割当数量(720万トン)の範囲内である。
 消費量は、3億1189万トン(同0.3%減)と前年度並みと見込まれており、引き続き飼料向けが消費量の6割以上を占めている。
 また、同年度の国内のトウモロコシ生産地平均卸売価格については、1トン当たり2300〜2600元(5万4786円〜6万1932円:1元=23.82円(注))と、前年度並みの水準が見込まれている。

(注)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年5月末TTS相場。
 



 
26/27年度の大豆生産量は増加、輸入量は減少の見込み
 2026/27年度初回の大豆の需給見通しは表2の通りである。
 生産量は、2095万トン(前年度比0.2%増)と見込まれている。農業農村部は、大豆はトウモロコシに比べて収益性が低く、生産者の作付け意欲は低下しているものの、単収の向上により、生産量は前年度並みと予測している。輸入量は、9550万トン(同7.6%減)とかなりの程度の減少が見込まれている。中国政府による国産大豆生産振興政策などから輸入量は減少傾向にあり、1億トンを超える数量となった24/25年度(1億937万トン)から1387万トンの減少となる。
 消費量は、1億1396トン(同6.1%減)とかなりの程度の減少が見込まれており、引き続き搾油向けが消費量の8割を占めている。
 また、同年度の国内の大豆平均卸売価格については、1トン当たり4600〜5000元(10万9572円〜11万9100円)と、前年度並みの水準が見込まれている。
 

 
USDAの予測輸入量に比べ、トウモロコシは同水準、大豆は下回る
 米国農務省(USDA)が2026年5月12日に公表した、2026/27年度初回の世界の穀物需給予測値との比較では、同年度の中国の輸入量は、トウモロコシは600万トンと同水準であるが、大豆はUSDAの予測値(1億1400万トン)を1850万トン下回っている。
 
(調査情報部)