生産量
令和8年5月の牛肉生産量
(注1)は、2万6014トン(前年同月比4.8%減)と前年同月をやや下回った(図1)。品種別では、和牛は1万3734トン(同4.3%減)とやや、交雑種は7160トン(同2.6%減)とわずかに、乳用種は5084トン(同8.8%減)とかなりの程度、いずれも前年同月を下回った。
なお、過去5カ年の5月の平均生産量との比較でも、3.7%減とやや下回る結果となった。
(注1)生産量の合計は、その他の牛、子牛を含む。
輸入量
5月の輸入量について、現地価格の高止まりや為替相場の影響などがある中、冷蔵品では、主要輸入先である米国産の輸入量が増加した一方、豪州産で前年のような通関のずれがなかったことなどから、1万3932トン(前年同月比14.1%減)と前年同月をかなり大きく下回った(図2)。冷凍品では、引き続き米国産ショートプレート(バラ)の輸入量が増加した一方、豪州産では、冷蔵品と同様、前年のような通関のずれがなかったことに加え、加工用のひき材などに使用されるトリミングの輸入量が減少に転じたことなどから、2万9805トン(同7.3%減)と前年同月をかなりの程度下回った(図3)。この結果、輸入量の合計
(注2)でも、4万3779トン(同9.6%減)と前年同月をかなりの程度下回った。
なお、過去5カ年の5月の平均輸入量との比較では、冷蔵品は25.2%減と大幅に下回った一方、冷凍品は2.4%増とわずかに上回る結果となった。
(注2)輸入量の合計は、煮沸肉、ほほ肉、頭肉を含む。
家計消費量等
5月の牛肉の家計消費量(全国1人当たり)
(注3)は169グラム(前年同月比8.9%増)と前年同月をかなりの程度上回った(総務省「家計調査」)。
なお、過去5カ年の5月の平均消費量との比較では、5.5%減とやや下回る結果となった。
5月の外食産業全体の売上高は、大型連休の行楽需要が好調だったことや、土日数が2日多い曜日回りが底上げしたことにより、前年同月比9.8%増と前年同月をかなりの程度上回った。中旬を中心に比較的天候に恵まれたことや、各社とも各種施策で集客に努めたこともあり、連休明けの集客の落ち込みはおおむね例年並みで推移した(一般社団法人日本フードサービス協会「外食産業市場動向調査」)。
このうち、食肉の取り扱いが多いとされる業態として、ハンバーガー店を含むファストフードの洋風は、期間限定メニューの好評やキャンペーン、母の日向け商品の投入などが奏功したことから、同8.7%増と前年同月をかなりの程度上回った。また、牛丼店を含むファストフードの和風は、新メニューや連休のテイクアウト需要に合わせたキャンペーンが好評であったことから、同15.3%増と前年同月をかなり大きく上回った。ファミリーレストランの焼き肉は、連休の家族需要とキャンペーンによる集客が好調であったことから、同14.6%増と前年同月をかなり大きく上回った。
(注3)1世帯当たりの数値を当該月の世帯人数で除して算出。
推定期末在庫・推定出回り量
5月の推定期末在庫は、14万1217トン(前年同月比4.2%減)と前年同月をやや下回った(図4)。このうち、国産品は9622トン(同2.7%減)とわずかに、在庫の大半を占める輸入品は13万1595トン(同4.3%減)とやや、いずれも前年同月を下回った。
推定出回り量は、6万4835トン(同3.2%減)と前年同月をやや下回った(図5)。このうち、国産品は2万5657トン(同3.2%減)、輸入品は3万9178トン(同3.2%減)といずれも前年同月をやや下回った。
(畜産振興部)