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海外需給【牛肉/米国】畜産の情報 2026年8月号

26年5月の牛肉生産量は前年同月比8.1%減、26年予測も下方修正

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26年6月1日時点のフィードロット飼養頭数は2.1%増
 米国農務省全国農業統計局(USDA/NASS)によると、2026年5月の牛と畜頭数は218万4000頭(前年同月比10.7%減)とかなりの程度減少した。一方、同月の1頭当たり枝肉重量は407.8キログラム(同3.1%増)とやや増加し、と畜頭数の減少を一部相殺したが、同月の牛肉生産量は88万5000トン(同8.1%減)と、結果としてかなりの程度減少した(図1)。




 
 米国農務省経済調査局(USDA/ERS)によれば、フィードロットにおいて肥育牛の出荷を留保する動きが継続しているとされており、その結果、6月1日時点のフィードロット飼養頭数は、1168万2000頭(同2.1%増)とわずかに増加した(図2)。
 26年の牛肉生産量について同局は、前月予測から5万トン引き下げ1153万8000トン(前年比2.2%減)と下方修正した。なお、同局は、6月に発生が確認されたラセンウジバエについて、フィードロットへの肥育もと牛の導入に与える影響はわずかな程度にとどまると見込んでいる。

 
26年5月の牛肉卸売価格は前年同月を上回って推移
 USDA/ERSによると、2026年5月の牛肉卸売価格(カットアウトバリュー(注1))は、100ポンド当たり390.8米ドル(1キログラム当たり1408円:1米ドル=163.39円(注2)、前年同月比10.7%高)と前年同月をかなりの程度上回った(図3)。また、肥育牛(ネブラスカの相対取引価格、チョイス級、去勢)の価格は、同259.9米ドル(同936円、同14.2%高)と前年同月をかなり大きく上回った。

(注1)各部分肉の卸売価格を1頭分の枝肉に再構築した卸売指標価格。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年6月末TTS相場。
 

 
26年4月の牛肉輸出量は前年同月比17.5%減
 USDA/ERSによると、2026年4月の牛肉輸出量は8万8820トン(前年同月比17.5%減)と大幅に減少した(表)。中国向けについては、米国内の牛肉輸出施設の大部分で中国海関総署(GACC)による中国向け輸出に係る認可登録の更新手続が行われていなかったことから、431トン(同93.3%減)と同国への牛肉輸出の大部分が停止している状況にあったが、26年5月15日、大部分の牛肉輸出認可施設の更新が行われたことを受け、香港など他の国・地域向けが中国向けに置き換わる可能性を見込んでいる(注3)

(注3)5年ごとの認可登録の更新時期を迎えていた2025年3月以降、GACCによる牛肉の輸出施設の大部分について未更新の状況が続いていた。詳細については、海外情報「米中は農畜産物貿易の拡大に合意、牛肉輸出認可施設の登録も更新(米国)」(https://www.alic.go.jp/chosa-c/joho01_004361.html)をご覧ください。
 
(調査情報部)