26年1月の総飼養頭数は前年比2.5%増
カナダ統計局(Statistics Canada)によると、2026年1月1日時点の牛の総飼養頭数は1114万頭(前年比2.5%増)とわずかに増加した(表1)。内訳を見ると、繁殖雌牛(肉用牛)が前年比1.9%増、未経産牛(肉用後継牛)が同4.8%増、子牛は同4.3%増とそれぞれ増加した。カナダでは、干ばつの断続的な発生により牛飼養頭数は減少傾向で推移していたが、西部を中心に牧草地の状況が改善したことで、牛群再構築の動きが見られている。
26年の牛肉生産量について米国農務省海外農業局(USDA/FAS)は、飼養頭数や平均枝肉重量の増加が見込まれることから、前年比4.4%増の132万トンと予測している。
26年4月の肥育牛価格、前年同月比15.5%高
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(注1)によると、2026年4月の肥育牛価格は、100ポンド当たり331.03カナダドル(1キログラム当たり845円:1カナダドル=115.75円
(注2)、前年同月比15.5%高)とかなり大きく上昇した(図)。肥育牛の供給が限られる中で、堅調な牛肉の輸出需要を背景に、26年の肥育牛価格は前年を上回る水準で推移している。
(注1)カナダ肉用牛生産者協会(CCA)の市況分析部門
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年6月末TTS相場。
26年4月の牛肉輸出量、前年同月比24.2%増
カナダ統計局によると、2026年4月の牛肉輸出量は製品重量ベースで3万7961トン(前年同月比24.2%増)と大幅に増加した(表2)。
輸出先別に見ると、輸出量の7割以上を占める米国向けは、2万7875トン(同16.6%増)と大幅に増加した。また、中国・香港向けは、3546トン(同24.8倍)となった。中国向けは、21年末におけるカナダ国内での非定型BSEの発生報告以降、輸出停止が続いていたが、26年1月15日に輸出認可施設の登録が有効化されたことにより、輸出が再開した。一方、日本向けは1443トン(同23.7%減)、韓国向けは621トン(同26.8%減)と、いずれも大幅に減少した。
26年の牛肉輸出量についてUSDAは、前年比2.7%増の57万5000トン(枝肉重量ベース)と予測している。
(調査情報部)