米国農務省世界農業観測ボード(USDA/WAOB)は2026年6月11日、2026/27年度(9月〜翌8月)の米国のトウモロコシ需給予測値を更新した(表)。この中で、期首在庫量が前月から300万ブッシェル(8万トン)上方修正されたこと、これに伴い総供給量および期末在庫量が上方修正されたことを除き、すべての数値が前月から据え置かれた。
26/27年度の生産量は、収穫面積と単収の減少から159億9500万ブッシェル(4億629万トン
(注1)、前年度比6.0%減)と前年度からかなりの程度減少すると見込まれている。
消費量は、飼料等向けの減少により130億5500万ブッシェル(3億3161万トン、同0.6%減)と前年度からわずかに減少すると見込まれている。
輸出量は、生産減もあり、31億5000万ブッシェル(8001万トン、同5.3%減)と前年度からやや減少すると見込まれているものの、依然として米国は世界最大の輸出国である。
この結果、期末在庫は、19億6000万ブッシェル(4979万トン、同8.6%減)と前年度からかなりの程度減少すると見込まれている。
また、期末在庫率(総消費量に対する期末在庫量)は、12.1%(同0.9ポイント減)と、前年度を下回ると見込まれている。
生産者平均販売価格は、1ブッシェル当たり4.40米ドル(719円。1キログラム当たり28円:1米ドル=163.39円
(注2)、同6.0%高)と前年度からかなりの程度上昇すると見込まれている。
こうした中で、米国農務省全国統計局(USDA/NASS)が同年6月30日付けで公表した農作物作付面積報告書によると、トウモロコシの26/27年度の作付面積は9534万エーカー(3858万ヘクタール
(注3)、同3.5%減)と予測されている。
なお、USDA/NASSが同日付けで公表した同年6月1日時点の在庫量は、52億9500万ブッシェル(1億3450万トン、同14.0%増)となった。
(注1)1ブッシェルを約25.401キログラムとして農畜産業振興機構が換算。
(注2)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2026年6月末TTS相場。
(注3)1エーカーを約0.4047ヘクタールとして農畜産業振興機構が換算。
(調査情報部)