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2. 近年の国際砂糖需給構造の変化(2005/06⇒2010/11年度)

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最終更新日:2010年12月28日

2011年1月

調査情報部

図2 国際砂糖需給構造の変化
生産量

 EUは2006/07年度以降の砂糖制度改革による生産割当数量の削減に伴い減少、インドは2008/09年度の穀物価格高騰を背景に、さとうきびから穀物への作付転換が行われたことに伴い砂糖生産量が減少していたが、2010/11年度は砂糖価格高騰によるさとうきび作付面積の増加を受け生産量も大幅増加。一方、ブラジルは世界各国の需要の増加を反映し、世界砂糖生産に占めるシェアが25%へ拡大。

消費量

 世界の砂糖の消費量は、世界の人口増加などにより、過去10年間において増加傾向で推移。中でも最大の消費国インドが、人口および所得の増加に伴い大幅に増加し、インドに次ぐ消費国である中国も、炭酸飲料、菓子など国内需要の拡大に伴い増加。
図3 国際砂糖需給構造の変化(輸出入)
輸入量

 最大の消費国インドは生産が不安定なため輸入量の変動が大きく、豊作となった2005/06年度と比較すると2010/11年度の輸入は増えるものの、前年度からは大幅に減少。一方、インドネシアは人口の増加による国内需要の拡大に伴い増加し、また、中国は干ばつの影響による国内供給不足を補うために増加。

輸出量

 EUが2006/07年度からの砂糖制度改革により大幅に減少する一方、国際需要の増加などを背景に増産を図ったブラジルが総輸出量の半分以上を占める。
図4 世界の砂糖消費量
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:情報課)
Tel:03-3583-8713