砂糖の国内需給
最終更新日:2012年11月9日
砂糖の国内需給
2012年11月
1.需給見通し
2.輸入動向
財務省「貿易統計」によると、2012年8月の甘しゃ糖・分蜜糖の輸入量は、前年同月比13.4%減の9万3456トンと前月から3万7091トン減少した。また、同月の平均輸入価格(CIF)は、前年同月比25.2%安のトン当たり4万5651円と前月から397円下落した。
同月の国別輸入量を見てみると、タイが8万4424トン(前年同月比15.5%減、前月比20.0%減)、豪州が9032トン(前年同月比13.7%増、前月比63.9%減)となった。
一方、同月の国別平均輸入価格は、タイが4万5253円(前年同月比25.9%減、前月比0.1%増)、豪州が4万9373円(前年同月比17.8%減、前月比0.3%減)となった。
3.市場の動き
荷動きは低調
9月の砂糖の荷動きは、猛暑を背景とした飲料向けなど業務用製品の出荷が期待されたものの低調であった。同月の精糖出荷量は、長引く消費低迷の影響や秋物商品への移行が進まないことなどにより、前月に引き続き業務用大袋、家庭用小袋とも前年を下回る結果となった。
9月の砂糖の日経相場(東京)上白大袋価格は、粗糖の国際価格下落を受けて、精糖各社が7月中旬に建値(出荷価格)をキログラム当たり3円引き下げて以来、同182〜183円の水準で推移した。
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