砂糖の国内需給
最終更新日:2013年3月11日
砂糖の国内需給
2013年3月
1.需給見通し
2.輸入動向
財務省「貿易統計」によると、2012年12月の甘しゃ糖・分蜜糖の輸入量は、12万2395トン(前年同月比1.8%増、前月比12.8%減)であった。また、同月の輸入価格は、4万5394円(前年同月比17.0%安、前月比1.2%増)であった。
同月の国別輸入量を見てみると、タイが2万3517トン(前年同月比31.4%増、前月比11.0%減)、豪州が8万9964トン(前年同月比23.3%増、前月比7.2%増)、フィリピンから2012年6月以来となる8913トン、米国から2002年2月以来となる1トンが輸入された。
一方、同月の国別輸入価格は、タイが4万6210円(前年同月比19.3%安、前月比6.7%高)、豪州が4万5255円(前年同月比18.6%安、前月比2.7%高)、フィリピンが4万4625円、米国が20万7000円であった。
3.市場の動き
〜荷動きは大小袋とも小動き〜
1月の砂糖の荷動きは、入用買いで大小袋とも小動きであった。同月の精糖出荷量は、前月に比べ小袋は減少したものの大袋は順調だった。この結果、砂糖全体での対前年比では、3カ月連続して上回る結果となった。
1月の砂糖の日経相場(東京)上白大袋価格は、粗糖の国際価格下落を受けて、精糖各社が7月中旬に建値(出荷価格)をキログラム当たり3円引き下げて以来、同182〜183円の水準で推移した。
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