3.国際価格動向
最終更新日:2013年6月10日
3.国際価格動向
2013年6月
ニューヨーク粗糖相場の動き(4/1〜5/20)
〜世界的な供給過剰感強く、5月15日以降は17セント台を割る〜
4月のニューヨーク粗糖先物相場(期近5月限)は、世界最大の砂糖生産・輸出国ブラジルで、主産地である中南部での降雨によるサトウキビ収穫の遅れや穀物輸出の増加による港湾の混乱があったものの、ブラジルに次ぐ輸出国であるタイや豪州の輸出量が堅調であったことから、17セント台後半から18セント台前半の小幅レンジで推移した。
5月以降の相場(期近7月限)は、15日には17セント台を割り込み、ポンド当たり16.95セントとなった。4月中旬に入り、ブラジル中南部での天候回復によりサトウキビ収穫、圧搾ペースが加速し、また、間もなく終了を向かえるタイの2012/13年度の砂糖生産量が2年連続で1000万トンを超える見込みとなったことから世界的な供給過剰感が強まり、20日時点で同16.81セントと2010年7月以来の安値水準となった。
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