砂糖の国内需給
最終更新日:2013年6月10日
砂糖の国内需給
2013年6月
1.需給見通し
2.輸入動向
財務省「貿易統計」によると、2013年3月の甘しゃ糖・分蜜糖の輸入量は、8万3618トン(前年同月比23.5%減、前月比25.3%減)であった。
また、同月の1トン当たり平均輸入価格は、4万4718円(前年同月比11.0%安、前月比1.2%安)であった。
同月の国別輸入量を見てみると、タイが6万3698トン(前年同月比23.6%減、前月比3.5%減)、フィリピンが1万9906トン、米国が14トンであった。なお、2012年4月以来、約1年振りに豪州から輸入がなかった。
一方、同月の国別1トン当たり輸入価格は、タイが4万5128円(前年同月比10.7%安、前月比3.9%高)、フィリピンが4万3279円、米国が22万3929円であった。
3.市場の動き
〜荷動きは大小袋とも小動き〜
4月の砂糖の荷動きは、軟調気味であった前月から若干持ち直し大小袋とも小動きであった。同月の精糖出荷量は、国内糖価が安定的に推移する中、業務用の大袋は前年並みだったものの、小袋が久しぶりに前年水準を上回り、砂糖全体ではわずかに前年同月実績を上回る結果となった。
4月の砂糖の日経相場(東京)上白大袋価格は、粗糖の国際価格下落を受けて、精糖各社が7月中旬に建値(出荷価格)をキログラム当たり3円引き下げて以来、同182〜183円の水準で推移した。
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