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地域だより

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最終更新日:2013年7月26日

平成25年度 九州農政局鹿児島地域センター「食育月間」への出展について
〜砂糖の価格調整制度の周知・浸透の取り組み〜

2013年7月

鹿児島事務所

はじめに

 九州農政局鹿児島地域センター(以下、「鹿児島地域センター」)は、「食育月間」の取り組みとして、平成25年5月27日から6月30日まで、鹿児島県内の複数個所において、一般消費者や消費者団体、大学生などを対象に、日本型食生活の普及促進をするため、食育パネルや食事バランスガイドのコマ模型の展示、農林水産省が作成したパンフレットなどの配布を行った。

 当事務所も鹿児島地域センターの取り組みに併せ、砂糖の価格調整制度の周知・浸透を図るため、砂糖に関するパネルや、さとうきびおよびてん菜の模型の展示、レシピ集などの提供を行った。このうち、薩摩川内市に所在する鹿児島純心女子大学のキャンパス内のラウンジにおいて、6月17日から21日に展示を行い、当機構職員も説明を行ったのでその様子を含め紹介する。

日本型食生活の普及促進

 鹿児島地域センターが紹介する日本型食生活とは、日本の気候風土に適した米を中心に水産物、畜産物、野菜など多様な副食から構成された栄養バランスに優れた食生活で、具体的には、ごはんを主食としながら、主菜・副菜に加え、適度に牛乳・乳製品や果物が加わった、バランスのとれた食事のことである。日本型食生活の普及を図るため、食事バランスガイドの活用を提案している。食事バランスガイドとは、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいのかをコマで示したものである(図)。コマの上から「主食」「副菜」「主菜」「牛乳・乳製品」「果物」と5つのグループが描かれており、上にあるグループほど、しっかり食べる必要がある。

 期間中、担当職員がバランスガイドチェックシートを使用して、来場者の性別や年齢、日頃の運動量を聞き取り、食事バランスの相談を受けるなど各会場において好評を得ていた。

砂糖の価格調整制度の紹介

 当事務所は、甘味資源作物の重要性や価格調整制度の役割などを紹介したパンフレットや、砂糖を使用したレシピ集などの配布の他、砂糖の種類、砂糖の効能などを解説したパネルを展示し、来場者へ砂糖の価格調整制度の周知・浸透を図るとともに、砂糖の正しい知識の普及・啓発を図った。

 鹿児島純心女子大学では、開催期間中、健康栄養学科の学生を中心に約100名が来場した。来場者からは、「砂糖がさとうきびだけでなく、てん菜からも生産されていることを初めて知っ」たとの声が聞かれ、砂糖の種類や、三温糖など色のついた砂糖の製造法や用途などについての質問があった。

 当事務所においては、引き続き砂糖の制度周知や浸透に向けた取り組みを行ってまいりたい。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713