2．国際価格動向

　9月のニューヨーク粗糖先物相場（期近3月限）は、ブラジルでの降雨やエタノール仕向けの増加、また世界砂糖市場における供給過剰の緩和見通しから、上昇傾向で推移した。9月27日にはレアル安が進み、一時同16セント台まで下落したものの、月末には1ポンド当たり17.48セントとなった。

　10月に入り相場は小幅で続伸したものの、15日には一時買われ過ぎ感の広がりにより、同18.70セントと急落した。その後は、ブラジル中南部での豪雨による収穫作業中断や、サントス港での原料糖倉庫火災による供給不安から相場は上昇し、10月18日時点で同19.50セントとなった。