2．国際価格動向

　10月のニューヨーク粗糖先物相場（期近3月限）は、小幅で続伸したものの、15日には一時買われ過ぎ感の広がりにより、1ポンド当たり18.70セントと急落した。その後は、ブラジルサントス港での原料糖倉庫火災による供給不安や、中南部における長雨、また、エタノール仕向けの増加に伴う世界砂糖市場の供給過剰緩和見通しから、上昇傾向で推移した。高値のうちにインドやタイなど生産国の売りが出たことで、その後の価格は下落し、月末には同18.32セントとなった。

　11月に入ってからも相場は軟調に推移し、11月20日時点で同17.60セントとなった。