3.国際価格動向
最終更新日:2014年4月10日
3.国際価格動向
2014年4月
ニューヨーク粗糖相場の動き(2/3〜3/20)
〜ブラジル主要生産地域での干ばつ懸念から、一時、1ポンド当たり18セント台に上昇〜
2月上旬のニューヨーク粗糖先物相場(期近3月限)は、世界砂糖市場への供給過剰を背景に軟調に推移し、さらに、12日にインドの粗糖輸出補助金制度が承認されたことから、14日には1ポンド当たり15.63セントとなった。その後下旬に入り、ブラジルの主要生産地域である中南部地域の干ばつ懸念が広がったことから相場は上昇したものの、タイのサトウキビおよび砂糖協会が今年度の生産量を上方修正したことで、27日には同17.44ポンドと高止まった。
3月上旬の相場(期近5月限)は、ブラジル中南部地域の降雨予報があったものの、引き続きこの干ばつがサトウキビ単収を減少させるとの懸念から堅調に推移し、6日には同18.32セントとなった。その後、ブラジル中南部地域での降雨があったことやタイの今年度生産量の上方修正により相場は軟調に推移し、20日時点で同17.05セントとなった。
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