2. 国際価格の動向

ニューヨーク粗糖相場の動き（6/1〜7/18）
〜7月の相場は軟調に推移〜

　2014年6月のニューヨーク粗糖先物相場（期近7月限）は、ブラジル政府のエタノール混合比率の見直しによりサトウキビのエタノール向け割合の拡大が予想されたことから、6月19日には1ポンド当たり17.94セントまで上昇したものの、その後、徐々に低下し、6月30日は同16.62セントの安値となった。

　7月は新たな限月（期近10月限）となることから、反発し、一時同18セント近くまで上昇したが、世界的な砂糖供給の過剰が懸念される中、大口需要もなく強含み材料は発生しなかったことから、軟調に推移し、7月18日時点で同17セントを割り込む同16.97セントとなった。