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1.世界の砂糖需給(2014年12月時点予測)

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最終更新日:2015年1月9日

1.世界の砂糖需給(2014年12月時点予測)

2015年1月

 
 英国調査会社AgraCEAS Consulting社の2014年12月現在の予測によると、2014/15年度(2014年10月〜翌9月)の世界の砂糖生産量は、1億7874万トン(粗糖換算(以下、特段の断りがない限り砂糖に係る数量は粗糖換算)、前年度比1.5%減)とわずかな減少が見込まれている(表1)。

 地域別に生産量シェアの多い国について見ると、アジアの砂糖生産量は、インドがわずかに増産するものの、中国やタイがかなり減産となることから6615万トン(同3.0%減)の見込みである。南米は、ブラジルがかなり減産することから4396万トン(同7.3%減)、北中米は、米国、メキシコおよびグアテマラが前年度並みであることから2239万トン(同1.1%減)、EUは、フランスおよびドイツの大幅な増産により1860万トン(同13.3%増)、アフリカは、エチオピアやスーダンが増産することから1198万トン(同4.2%増)、東欧は、ウクライナがかなり増産することから914万トン(同6.2%増)、オセアニアは豪州がかなり増産となることから476万トン(同2.6%増)の見込みである(図1)。

 同年度の世界の砂糖消費量は、1億7683万トン(同0.9%増)と増加傾向で推移している。これは、消費量の46.5%を占めるアジア(特にインド、中国、インドネシア)が8218万トン(同1.6%増)、同11.1%を占めるアフリカが1965万トン(同0.6%増)と堅調に推移していることによるものである。

 同年度は生産量の減少と消費量の増加に伴い、期末在庫率は前年度から1.9ポイント下落し、43.2%になると見込まれている。
 
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