(2)各島の状況
ア. 種子島(西之表市、中種子町、南種子町)
収穫面積は2705ヘクタール(前年比100%)で、生産量は14万1641トン(同75%)となり、10アール当たり収量は5236キログラム(平年比73%)であった(
表2)。
株出しの比率は71%で、島別では最も高い。品種別では、農林8号が79%、早期高糖性の農林22号が16%を占める(
図4)。
イ. 奄美大島(奄美市他3町村)
収穫面積は642ヘクタール(前年比107%)、生産量は2万2144トン(同76%)となった(
表2)。10アール当たり収量は3449キログラム(平年比71%)で、島別では最も平年比が低かった。
株出しの比率は64%で、品種別では、農林22号が43%、農林17号が21%、農林23号が19%を占める(
図4)。
ウ. 喜界島(喜界町)
収穫面積は1392ヘクタール(前年比108%)、生産量は6万5325トン(同81%)となり、10アール当たり収量は4693キログラム(平年比73%)であった(
表2)。
株出しの比率が60%を占める一方、夏植えの比率も30%と高い。品種別では、農林8号が42%、農林23号が29%を占める(
図4)。
エ. 徳之島(徳之島町、天城町、伊仙町)
収穫面積は3603ヘクタール(前年比113%)で県全体の36%を占め、島別では最も多い(
表2)。生産量は前年比105%の15万1167トンに増加したが、10アール当たり収量は4195キログラムと平年の8割程度にとどまった。
株出しの比率は56%で、品種別では、農林8号が49%、農林23号が30%を占める(
図4)。
オ. 沖永良部島(和泊町、知名町)
収穫面積は1386ヘクタール(前年比120%)、生産量は6万7049トン(同137%)と前年産から大きく増加した(
表2)。10アール当たり収量は4839キログラム(平年比89%)であった。
株出しの比率は50%と低い。夏植えが39%を占め、島別では最も比率が高い。品種別では、農林8号が45%、農林22号が40%を占める(
図4)。
カ. 与論島(与論町)
収穫面積は410ヘクタール(前年比99%)、生産量は2万2968トン(同143%)、10アール当たり収量は5607キログラム(平年比118%)と、前年産から大きく回復した(
表2)。
株出しの比率は70%を占め、品種別では、農林23号が66%を占める(
図4)。