作付面積は11年ぶりに増加、生産量も2年連続で増加の見込み
北海道農政部生産振興局農産振興課は、9月24日に「平成27年産てん菜の生産見込数量(平成27年8月20日現在)」を公表した。
作付面積は、5万8682ヘクタール(前年産比2.5%増)と、前年産から1448ヘクタール増加した(
表3)。作付面積が増加したのは平成16年産以来、11年ぶりとなる。地域別に見ると、十勝地域が2万5733ヘクタール(同3.1%増)、オホーツク地域が2万4119ヘクタール(同1.5%増)、道央地域4402ヘクタール(同0.6%増)、道南地域4429ヘクタール(同6.9%増)と、いずれの地域も前年産を上回る見込みである。
1ヘクタール当たり収量は63トン(同1.1%増)の見込みであり、作付面積の増加と相まって、生産量は369万4000トン(同3.6%増)と、2年連続で増加となる見込みである。
今年は4月下旬から晴天の日が続き、気温が平年より高めに経過したことから、移植作業は道平均で平年より7日早く終了した(十勝:早4日、オホーツク:早10日)。移植後から7月中旬ごろまで降水量が少ない状況が続き、平均気温が平年より高かったため、干ばつ気味となり、7月中旬以降の生育は緩慢になったものの、葉数および根周の生育状況(8月15日現在)は平年より上回っている。
(札幌事務所)