2. 国際価格の動向
最終更新日:2015年11月10日
2. 国際価格の動向
2015年11月
ニューヨーク粗糖相場の動き(9/1〜10/20)
〜6年ぶりの供給不足への懸念から、上昇基調に転じる〜
ニューヨーク粗糖先物相場(期近10月限)は、ブラジルで降雨が続くとの予報による圧搾遅れの懸念から、9月3日は1ポンド当たり11.34セント、その後も上げ基調から、11日には同11.66セントの値を付けたが、18日に、インド政府が在庫削減対策として2015/16年度(10月〜翌9月)の輸出割当数量を400万トンと新設したことで、今後の供給過剰感から同10.96セントまで下落した。
しかし、2015年10月1日から始まる新砂糖年度での世界的な供給不足への懸念や、インドの降雨不足による生産量の減少予想が伝えられたことで、30日には一転して、同12.17セントの値を付け納会した。
新たな限月(期近3月限)となる10月に入ってからも、上昇基調は続き、1日には同13.26セントと13セント台に乗せた。その後も、ブラジルにおけるガソリン価格の上昇を受けて、サトウキビ原料のエタノール需要が拡大するとの観測や降雨による収穫の遅れを強材料に、9日には同14.34セントと7カ月半ぶりの高値を付けた。13日は同13.83セントと、一時的に14セント台を割り込んだが、その後すぐに値を戻し、20日時点で同14.06セントとなった。
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