2. 国際価格の動向
最終更新日:2017年2月10日
2. 国際価格の動向
2017年2月
ニューヨーク粗糖相場の動き(12/1〜1/20)
〜インドの減産見通しから、1ポンド当たり20.98セントまで上昇〜
ニューヨーク粗糖先物相場(期近3月限)の12月の推移を見ると、5日に1ポンド当たり18.94セントに下落後、翌6日には反発し、7日は同19.63セントの値を付けたものの、米ドル高レアル安の進行から、13日には同18.60セントと5カ月振りの18セント台となり、さらに14日は売り込まれ、同18.03セントまで落ち込んだ。15日には買い戻しが入り同18.56セントまで反発したものの、その後は2017/18年度以降の国際砂糖需給が供給増に転換するとの観測などから弱含みで推移し、23日は同18.15セントとなった。しかしながら、その後、インドの砂糖生産量が当初予測を下回るとの見通しから急伸し、30日は同19.51セントとなった。
1月に入ってからも、インドの砂糖主産地であるマハラシュトラ州の製糖工場が早期に操業を停止したことなどが押し上げ要因となり、4日には同20.89セントまで上昇し、その後も高値で推移し18日には同20.98セントの値を付けた。その後の相場は、中国やブラジルでの砂糖の増産見通しから軟調に推移し、20日は同20.18セントとなった。
このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713