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平成28年度「砂糖類・でん粉情報」に関するアンケート調査結果の概要

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最終更新日:2017年3月10日

平成28年度「砂糖類・でん粉情報」に関するアンケート調査結果の概要

2017年3月

調査情報部
 当機構では、「砂糖類・でん粉情報」への読者の皆さまの評価を把握するとともに、「砂糖類・でん粉情報」の内容をより充実させるため、アンケート調査を実施しております。このほどその結果を取りまとめましたので、次の通り概要を紹介いたします。
 なお、皆さまから回答いただきましたアンケート調査のご意見・ご要望は、「砂糖類・でん粉情報」の改善に役立てさせていただきます。

1.調査の概要

 平成28年10〜11月に「砂糖類・でん粉情報」の全ての配布先に対して、調査票の郵送・筆記方式により行いました(アンケートの送付数、回答数、回収率は下表の通り)。
アンケートの送付数、回答数、回収率

2.結果の概要

(1)「砂糖類・でん粉情報」への評価

 「砂糖類・でん粉情報」への評価(5段階)は、「満足」が31%、「ほぼ満足」が51%、「普通」が17%となりました。
 また、5段階評価の評点の平均値は4.1でした。
「砂糖類・でん粉情報」への評価

(2)情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど総合的な評価

 よく見られている記事について、情報の充実度、読みやすさ、分かりやすさなど、ご記入頂いたご意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。

○誌面全般に関すること

・インターネットでホームページ(HP)上にも過去の記事が載っており、印刷物とともに活用している。

・コストの問題はあるが、できれば印刷物送付が有り難い。

・最近、新甘味料の動向などの記事が増加し、現場での具体的調査が効果をもたらしている。

・一般の情報は、砂糖使用についての弊害のみを強調。いい情報もPRすべきではないだろうか。また、一般社会人、学生も砂糖について知識がなさ過ぎる。でん粉も同じ。

・正確かつ専門的な情報が網羅的に掲載されており、資料性が高いと評価しています。

・将来の砂糖類産業の方向、あり方について参考になる内容の記事を多く掲載して欲しい。

・冊子は部内・社内で回覧し、多くの人の目に触れるようにしています。情報収集ツールとして大変役立っています。

・現在の情報伝達も大事ですが、各産業(砂糖、でん粉)の歴史や変遷についての記事についても掲載して欲しい。歴史や過去を知ることも重要だと思います。

HPの出力よりは、紙媒体の方が閲覧しやすいので、このまま継続して下さい。

・大部分の情報はインターネットで収集ができるようになっていますので、目の付け所が鋭いデータや、なかなか見つけられないようなニッチな情報を期待しています。

○図表に関すること

・全般に図表を大きくして欲しい。

・専門紙ならではの難解さがあり、論文や報告文には、重要な部分は太赤字にする、また可能ならイラストなども入れていただけると読みやすいと思います。

・表紙に目次があるのが分かりやすいです。

・文章の途中で図やグラフを入れるのではなく、最後にまとめたり、大きさを調節すれば、文章が切れたりしないのではないかと思います。

・全体的に情報量が多いのでよりコンパクトになると読みやすい。統計情報の紙面を隔月掲載などにできないか。

・インターネット上にも情報があれば参照できるように、紙面上にリンクをはって欲しい。

・記事の中に写真やグラフなどが多く盛り込まれており、大変読みやすい構成でした。特にドローンで撮影された画像は導入することの有益性が一目でイメージできました。

○需要動向について

・砂糖とでん粉に係る記事のバランスがよく、特に問題がないと思う。ユーザーの使用(需要)動向がもう少し詳細・具体的に記事になればなお良い。

・でん粉の国内外の需給動向記事より、各種でん粉の位置づけへの理解を深め、生産者、JAへの情報提供に活用している。

・国内外の需給などの数字を営業活動の折、使用させていただいております。

・砂糖の需給に関し、今後の動向を推測するのに利用しています。

・砂糖の世界需給に関するコメントがあればありがたい。砂糖・でん粉について、価格の見通しがあれば参考になる。

・砂糖の需給動向の記事をベースに砂糖価格の見通しを立てている。

・需給動向に関して、もう少しタイムリーな情報が欲しい。

・国内および海外需給の情報は、主に価格改定の際、資料として使用しています。

・海外の砂糖を購入する際の価格変動の予想に用いている。

・一連の需要実態調査の概要は分かりやすい反面、やや単調(マンネリ化)している気がします。難しいとは思いますが、さらに一工夫頂ければと感じております。

○調査・報告、海外情報について

・砂糖のユーザーに関する海外、国内の情報を充実して欲しい。例えばEUの菓子産業、米国の菓子産業の現状、課題について掲載して欲しい。

・沖縄県の砂糖(サトウキビ、ハーベスタなど)の情報を得ることができる。特に調査・報告での踏み込んだ内容は知識を得るのに役立つ。

・海外のサトウキビ・砂糖生産の動向が役に立っている。

・農作業の省力化(国内需要)などの記事を、他県の導入事例として知る1つのツールとして用いています。

・世界砂糖生産動向により国際価格がある程度予想できる。国内の甘味がよく分かる。国内の砂糖生産者の様子、各島の違いが分かる。

・海外農業事情全般を担当しているので、各種問い合わせの参考として利用している。

・単収向上に向けた取り組みについて、もう少しページを設けてもいいと思う。

・県内の記事がよく掲載されているため、身近に感じ参考にさせていただいています

・当社は加工食品のマーケットを調査しているので、川上の情報は大変助かっています。

・生産地からの情報を農務担当者や農家への情報提供にて活用している。

(3)今後掲載を希望する記事

 今後、「砂糖類・でん粉情報」に掲載して欲しい記事について、ご記入頂いた意見のうち、主なものを整理すると次の通りでした。

TPP対策(特に加糖調製品の調整金)に関する情報

・需給予測や分析、新しい生産技術に関する記事の充実

・サトウキビに関する国内優良事例や新技術、優良品種

・新しい甘しょでん粉を利用した製品

・糖・でん粉を原料とする燃料、素材の製造技術開発の情報

・高甘味度甘味料、加糖調製品の使用状況(砂糖からの転換理由など)

・農林水産省やALICの事業についての記事。1年間に掲載した記事の索引(目次)

・世界各地の異性化糖の需給動向

・てん菜新品種の育成の現状(日本と世界)。新しいてん菜品種の特性

・海外の砂糖原料やでん粉原料への政策

 
当機構では、アンケート調査の結果を踏まえ、より充実した情報提供に努めてまいります。
 
なお、「砂糖類・でん粉情報」の統計資料や需給情報については、ホームページでも公表しておりますので、そちらも併せてご利用ください。


砂 糖 https://www.alic.go.jp/sugar/index.html
でん粉 https://www.alic.go.jp/starch/index.html

このページに掲載されている情報の発信元
農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
Tel:03-3583-8713