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2. 国際価格の動向

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最終更新日:2017年3月10日

2. 国際価格の動向

2017年3月

ニューヨーク粗糖相場の動き(1/3〜2/17)
〜インドの生産動向および輸入関税への関心を背景に20セント台を維持〜
図2 ニューヨーク粗糖先物相場の動き
 ニューヨーク粗糖先物相場(期近3月限)の2017年1月の推移を見ると、インドの砂糖主産地であるマハラシュトラ州の製糖工場が、サトウキビ生産量の減少により早期に操業を停止したことなどが押し上げ要因となり、4日は1ポンド当たり20.89セントの値を付け、その後も高値で推移し18日には同20.98セントに上昇した。しかし、ブラジルや中国での増産見通しにより砂糖需給のひっ迫感が和らいだことから、19日は同20.18セントに値を下げた。23日は、インドの砂糖生産量が当初の予想より下方修正されるとの見通しから、同20.64セントの値を付けたが、その後は弱含みで推移し、31日は同20.45セントとなった。

 2月に入ると、インドのマハラシュトラ州に加えて、カルナカタ州でも製糖工場がサトウキビ生産量の減少により早期の操業終了を余儀なくされたことから、1日は同20.84セントの値を付けた。2日は反落したものの、砂糖生産量の減少によりインドの国内価格が上昇しており、かねて同国政府が検討している輸入関税の撤廃もしくは引き下げの可能性が高まったことで砂糖需給のひっ迫化が再び見込まれたことから、6日は同21.18セントまで上昇した。しかし、同国の砂糖輸入量は市場の予想に反して、150万トン程度にとどまるとのインド砂糖貿易協会の予測に、相場はその後下落傾向で推移 し、13日は同20.00セントまで値を下げ、17日は同20.30セントとなった。
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