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砂糖類の国内需給

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最終更新日:2018年4月10日

砂糖類の国内需給

2018年4月

調査情報部

1. 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。12月に「平成29砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第2回)」を公表した(詳細は2018年2月号参照)。 

平成29砂糖年度(10月~翌9月)の見通し

表1 平成29砂糖年度における砂糖の需給見通し

表2 平成29砂糖年度における異性化糖の需給見通し

2. 異性化糖の移出動向

2月の移出数量は前年同月からやや増加
 2018年2月の異性化糖の移出数量は、6万1202トン(前年同月比4.0%増、前月比6.1%増)であった(図1)。
 規格別の移出量は、次の通りであった(図2)。

果糖含有率40%未満     370トン  
 (前年同月比3.6%減、前月比8.4%増)
同40%以上50%未満  1万7353トン  
 (同1.7%増、同9.3%増)
同50%以上60%未満  4万2524トン  
 (同4.7%増、同4.4%増)
同60%以上           955トン  
 (同19.6%増、同29.0%増)

図1 異性化糖の移出量の推移

図2 異性化糖の種類別移出量の推移

3. 輸入動向

【分みつ糖の輸入動向】
1月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2018年1月の分みつ糖(HSコード 1701.14-110)の輸入量は、1万5831トン(前年同月比30.0%減、前月比59.5%減)であった(図3)。
 輸入先国はタイ、フィリピンおよび米国の3カ国で、輸入量は次の通りであった(図4)。

タイ       8467トン  
 (前年同月比62.5%減、前月輸入実績なし)
フィリピン  7345トン  
 (前年同月輸入実績なし、前月比2.4倍)
米国      19トン  
 (前年同月輸入実績なし、同90.0%増)

 また、同月における豪州からの高糖度原料糖(糖度98.5度以上99.3度未満、HSコード1701.14-200)の輸入量は、2万5996トン(前年同月比86.0%増、前月比71.4%減)であった。

図3 分みつ糖の輸入量の推移

図4 分みつ糖の国別輸入量の推移

 2018年1月の1トン当たりの輸入価格は、4万4382円(前年同月比24.9%安、前月比4.6%安)であった(図5)。

タイ     4万4842円  
 (前年同月比24.1%安、前月輸入実績なし)
フィリピン 4万3632円  
 (前年同月輸入実績なし、前月比4.3%安)
米国    12万9053円  
 (前年同月輸入実績なし、同2.2%安)

 また、同月における豪州からの高糖度原料糖の1トン当たりの輸入価格は、4万6086円(前年同月比22.0%安、前月比2.0%高)であった。

図5 分みつ糖の輸入価格の推移

【含みつ糖の輸入動向】
1月の輸入量は前年同月から大幅に減少

 財務省「貿易統計」によると、2018年1月の含みつ糖(HSコード 1701.13-000、1701.14-190)の輸入量は、807トン(前年同月比29.9%減、前月比2.4倍)であった(図6)。
 輸入先国はタイ、中国およびボリビアの3カ国で、国別の輸入量は次の通りであった(図7)。

タイ      351トン  
 (前月同月比35.0%減、前月輸入実績なし)
中国    230トン  
 (同52.5%減、前月比3.1倍)
ボリビア  226トン  
 (同2.2倍、同14.7%増)

図6 含みつ糖の輸入量の推移

図7 含みつ糖の国別輸入量の推移

 2018年1月の1トン当たりの輸入価格は、12万7432円(前年同月比2.9%安、前月比17.3%安)であった(図8)。
 国別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

タイ    11万9219円  
 (前年同月比8.5%安、前月輸入実績なし)
中国    13万2204円  
 (同2.1%高、前月比13.5%安)
ボリビア 13万5332円
 (同1.1%安、同比1.8%安)

図8 含みつ糖の輸入価格の推移

【加糖調製品の輸入動向】
1月の加糖調製品の輸入量は前年同月からわずかに減少

 財務省「貿易統計」によると、2018年1月の加糖調製品の輸入量は、4万3471トン(前年同月比1.5%減、前月比18.1%減)であった(図9)。
 品目別の輸入量は、次の通りであった。

ミルク調製品    1万2996トン  
 (前年同月比8.5%増、前月比17.4%減)
ソルビトール調製品  8631トン  
 (同3.1%増、同23.2%減)
ココア調製品       7484トン  
 (同15.2%減、同17.0%減)
調製した豆(加糖あん) 4572トン  
 (同16.7%減、同18.2%減)
穀粉調製品        3650トン  
 (同12.9%増、同16.4%減)
コーヒー調製品       47トン  
 (同40.2%増、同55.4%増)
その他調製品      6092トン  
 (同1.6%減、同13.8%減)

図9 加糖調製品の品目別輸入数量の推移

4. 価格動向

【市場価格】
砂糖、異性化糖ともに前月と同水準で推移

 2月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は次の通りであった。

上白糖(大袋)
東京 1キログラム当たり189~190円
大阪               同190円
名古屋             同193円
関門               同193円

上白糖(小袋)
東京 1キログラム当たり202~203円
大阪               同204円

本グラニュー糖(大袋)
東京 1キログラム当たり194~195円
大阪               同195円
名古屋             同198円

ビート・グラニュー糖(大袋)
東京 1キログラム当たり189~190円
大阪               同190円
名古屋             同191円

 2月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。

果糖分42%もの  
 1キログラム当たり131~132円
果糖分55%もの          
            同137~138円

【小売価格】
2月の上白糖小袋の地域間の価格差は最大で28.4円

 KSP-POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける2月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、191.7円(前年同月差0.6円高、前月差2.4円安)であった。
 地域別(注)の平均小売価格は次の通りであった。

北海道     196.7円  
 (前年同月差7.3円高、前月差0.2円安)
東北      201.0円  
 (同5.9円高、同5.0円高)
関東など   181.1円  
 (同0.8円高、同0.3円安)
首都圏    185.6円  
 (同5.1円安、同11.1円安)
中部      179.0円  
 (同0.7円高、同3.3円安)
関西      193.3円  
 (同1.1円高、前月同)
中国・四国  207.4円  
 (同4.8円安、前月同)
九州・沖縄  198.4円  
 (同7.2円高、前月差0.2円安)

 最も高かったのは中国・四国で、最も安かった中部との価格差は28.4円であった。

(注)地域の内訳は次の通りである。以下、グラニュー糖および三温糖も同じである。
関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県
中 部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
関 西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県


2月のグラニュー糖小袋の地域間の価格差は最大で75.3円
 KSP-POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける2月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、243.8円(前年同月差2.4円高、前月差0.6円高)であった。
 地域別の平均小売価格は次の通りであった。

北海道    201.8円  
 (前年同月差3.2円高、前月同)
東北      277.1円  
 (同3.8円高、前月差0.8円高)
関東など   247.7円  
 (同2.6円高、同1.0円安)
首都圏    249.3円  
(同2.5円高、同3.0円高)
中部      249.0円  
 (同1.3円安、同0.8円高)
関西      230.1円  
 (同2.8円高、同0.1円高)
中国・四国  262.0円  
 (同3.2円高、同0.2円安)
九州・沖縄  222.9円  
 (同6.2円高、同1.1円安)

 最も高かったのは東北で、最も安かった北海道との価格差は75.3円であった。

2月の三温糖小袋の地域間の価格差は最大で44.2円
 KSP-POSデータ(全国535店舗)によると、スーパーにおける2月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、236.0円(前年同月差2.2円高、前月差0.5円安)であった。
 地域別の平均小売価格は次の通りであった。

北海道     249.7円  
 (前年同月差10.7円高、前月差1.5円安)
東北      255.5円  
 (同0.4円安、同2.8円安)
関東など   242.1円  
 (同2.0円高、同0.6円高)
首都圏    230.8円  
 (同1.2円高、同0.7円高)
中部      228.9円  
 (同1.9円高、同0.5円高)
関西      225.3円  
 (同1.4円安、同1.0円安)
中国・四国  254.7円  
 (同4.6円高、同1.0円高)
九州・沖縄  211.3円  
 (同2.8円高、同2.9円安)

 最も高かったのは東北で、最も安かった九州・沖縄との価格差は44.2円であった。

【購入金額および購入量】
1月の砂糖の支出金額は前年同月からやや下落

 総務省「家計調査」によると、2018年1月における100世帯当たりの砂糖の購入頻度は32で、1世帯(2人以上)当たりの支出金額は、77円(前年同月比2.5%安、前月比44.2%安)であった(図10)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、305グラム(同7.6%減、同52.3%減)であった(図11)。

図10 1世帯当たりの砂糖に係る支出額の推移

図11 1世帯当たりの砂糖の購入数量の推移

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Tel:03-3583-9272