1.世界の砂糖需給(2021年12月時点予測)
最終更新日:2022年1月11日
1.世界の砂糖需給(2021年12月時点予測)
2022年1月
LMC International(農産物の需給などを調査する英国の民間調査会社)による2021年12月時点の予測によると(以下、特段の断りがない限り同予測に基づく記述)、2021/22砂糖年度(10月〜翌9月)の世界の砂糖生産量は、1億8386万トン(粗糖換算〈以下、特段の断りがない限り砂糖に係る数量は粗糖換算〉、前年度比1.0%増)とわずかに増加すると見込まれる(表1)。南アメリカでは主産地であるブラジルの生産量減少の影響を受けて前年度を下回るものの、その他の地域では前年度を上回る見通しである。
また砂糖消費量は、新型コロナウイルス感染症(COVID–19)の流行が依然として継続しているものの、インド、EUやインドネシアなど一部地域での需要回復により、1億8753万トン(同0.9%増)とわずかな増加が見込まれる。
期末在庫率は、期首在庫量が前年度を下回り、消費量が前年度から増加することから、前年度比3.2ポイント減の37.6%と見込まれ、2016/17年度以来初めて40%を下回る見通しである。なお、地域別の砂糖需給の予測値は、図1の通りである。
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