1. 世界の砂糖需給(2022年12月時点予測)
最終更新日:2023年1月10日
1. 世界の砂糖需給(2022年12月時点予測)
2023年1月
LMC International(農産物の需給などを調査する英国の民間調査会社)による2022年12月時点の予測によると(以下、特段の断りがない限り同予測に基づく記述)、2022/23砂糖年度(10月〜翌9月)の世界の砂糖生産量は、1億9512万トン(粗糖換算〈以下、特段の断りがない限り砂糖に係る数量は粗糖換算〉、前年度比4.7%増)とやや増加すると見込まれる(表1)。南アメリカでは主産地であるブラジル、アジアではタイや中国の生産量の増加により前年度を上回り、その他の地域では前年度を下回る見通しである。
また砂糖消費量は、主要消費国であるインドを筆頭に、中国、インドネシアなどで増加が見込まれるものの、欧州で横ばい、ブラジルや米国では減少が見込まれ、全体としては1億8682万トン(同0.5%減)とわずかに減少すると見込まれる。
期末在庫率は、前年度比2.2ポイント増の41.6%と見込まれる。なお、地域別の砂糖需給の予測値は、図1の通りである。
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