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砂糖類の国内需給

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最終更新日:2024年4月10日

砂糖類の国内需給

2024年4月

調査情報部

1 需給見通し

 農林水産省は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」(昭和40年法律第109号)により、四半期ごとに砂糖および異性化糖の需給見通しを公表している。令和5年12月に「令和5砂糖年度における砂糖及び異性化糖の需給見通し(第2回)」を公表した(詳細は2024年2月号参照)。









 
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2 輸入動向

【粗糖の輸入動向】
1月の輸入量は前年同月から大幅に増加
 
財務省「貿易統計」によると、2024年1月の甘しゃ糖・分みつ糖(HSコード 1701.14-110)および甘しゃ糖・その他(同1701.14-200の豪州)の輸入量は、2万7804トン(前年同月比80.7%増、前月比81.4%減)であった(図1)。

 輸入先は甘しゃ糖・分みつ糖については米国、甘しゃ糖・その他については豪州で、国・地域別の輸入量は次の通りであった(図2)。

 米国                    19トン
  (前年同月および前月輸入実績なし)
 豪州            2万7785トン
  (前年同月比80.5%増、前月比81.4%減)








 2024年1月の甘しゃ糖・分みつ糖の1トン当たりの輸入価格は、40万7842円(前年同月および前月輸入実績なし)であった(図3)。

 国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 米国               40万7842円
  (前年同月および前月輸入実績なし)

 また、同月における甘しゃ糖・その他の豪州からの高糖度原料糖の1トン当たりの輸入価格は、11万1902円(前年同月比38.9%高、前月比10.0%高)であった(図4)。




 

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【含みつ糖の輸入動向】
1月の輸入量は前年同月からかなり大きく増加
 
財務省「貿易統計」によると、2024年1月の含みつ糖(HSコード 1701.13-000、1701.14-190)の輸入量は、473トン(前年同月比15.9%増、前月比3.0倍)であった(図5)。

 輸入先はタイ、ブラジル、中国およびフィリピンで、国・地域別の輸入量は次の通りであった(図6)。

 タイ                   270トン
  (前年同月比3.8倍、前月輸入実績なし)
 ブラジル              114トン
  (同2.0倍、前月輸入実績なし)
 中国                    75トン
  (同51.9%減、前月比31.6%増)
 フィリピン              14トン
  (前年同月輸入実績なし、同69.6%減)








 2024年1月の1トン当たりの輸入価格は、22万2053円(前年同月比24.9%高、前月比13.7%安)であった(図7)。

 国・地域別の1トン当たりの輸入価格は、次の通りであった。

 タイ               16万7933円
  (前年同月比13.6%高、前月輸入実績なし)
 ブラジル          33万8561円
  (同22.9%高、前月輸入実績なし)
 中国               19万4160円
  (同28.2%高、前月比6.1%安)
 フィリピン        46万6500円
  (前年同月輸入実績なし、同22.8%高)
 

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【加糖調製品の輸入動向】
1月の加糖調製品の輸入量は前年同月からかなりの程度減少

 財務省「貿易統計」によると、2024年1月の加糖調製品の輸入量は、3万3214トン(前年同月比6.2%減、前月比11.5%増)であった(図8)。

 品目別の輸入量は、表4の通りであった。
 



 

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3 異性化糖の移出動向

2月の移出量は前年同月からやや増加
 
2024年2月の異性化糖の移出量は、6万412トン(前年同月4.3%増、前月比10.3%増)であった(図9)。

 同月の規格別の移出量は、次の通りであった(図10)。

 果糖含有率40%未満        413トン
  (前年同月比2.8%増、前月比47.3%増)
 同40%以上50%未満   1万6343トン
  (同1.2%増、同10.7%増)
 同50%以上60%未満   4万3016トン
  (同5.2%増、同9.5%増)
 同60%以上                    641トン
  (同35.6%増、同33.2%増)
 



 

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4 価格動向

【市場価格】
砂糖・異性化糖ともに前月と同水準で推移
 
2月の糖種別・地域別の砂糖価格(日経相場)は、次の通りであった。

 上白糖(大袋)
 東京   1キログラム当たり249〜251円
 大阪                      同249〜251円
 名古屋                          同252円
 関門                     同254円

 上白糖(小袋)
 東京   1キログラム当たり261〜265円
 大阪                     同264〜265円

 本グラニュー糖(大袋)
 東京   1キログラム当たり254〜256円
 大阪                 同254〜256円
 名古屋                    同257円

 ビート・グラニュー糖(大袋)
 東京   1キログラム当たり249〜251円
 大阪                      同249〜251円
 名古屋                          同250円

 2月の異性化糖の価格(日経相場、大口需要家向け価格、東京、タンクローリーもの、JAS規格品、水分25%)は、次の通りであった。

 果糖分42%もの
       1キログラム当たり166〜167円
 果糖分55%もの
                          同172〜173円

【小売価格】
2月の上白糖小袋の地域間の価格差は最大で47.4円
 
KSP−POSデータ(全国501店舗)によると、スーパーにおける2月の上白糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、252.3円(前年同月差32.1円高、前月差1.9円高)であった。最も高かったのは中国・四国で、最も安かった関東などとの価格差は47.4円であった。

 同月の地域別(注)の平均小売価格は、次の通りであった(表5)。

(注)地域の内訳は、次の通りである(以下同じ)。
   関東など:茨城県、栃木県、群馬県、長野県、山梨県、静岡県
   首都圏:東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県
   中部:新潟県、富山県、石川県、福井県、岐阜県、三重県、愛知県
   関西:大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、和歌山県、奈良県
 

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2月のグラニュー糖小袋の地域間の価格差は最大で61.5円
 
KSP−POSデータ(全国501店舗)によると、スーパーにおける2月のグラニュー糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、307.7円(前年同月差34.1円高、前月差2.7円高)であった。最も高かったのは中国・四国で、最も安かった関西との価格差は61.5円であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表6)。
 

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2月の三温糖小袋の地域間の価格差は最大で64.0円
 
KSP−POSデータ(全国501店舗)によると、スーパーにおける2月の三温糖小袋(1キログラム)の平均小売価格は、292.3円(前年同月差32.0円高、前月差2.9円高)であった。最も高かったのは中国・四国で、最も安かった関東などとの価格差は64.0円であった。

 同月の地域別の平均小売価格は、次の通りであった(表7)。
 

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【支出金額および購入数量】
1月の砂糖の支出金額は前年同月からかなり大きく上昇
 
総務省「家計調査」によると、2024年1月における100世帯当たりの砂糖の購入頻度は28回、1世帯(二人以上)当たりの支出金額は81円(前年同月比11.0%高、前月比43.8%安)であった(図11)。また、同月の1世帯当たりの砂糖の購入数量は、245グラム(同2.8%減、同49.0%減)であった(図12)。
 



 

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農畜産業振興機構 調査情報部 (担当:企画情報グループ)
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