ホーム > 砂糖 > 調査報告 > さとうきび > 鹿児島県における令和5年産さとうきびの生産状況および実績について
最終更新日:2024年8月9日
ア 生育初期〜分げつ
3月〜6月の平均気温が平年より高かったことから春植えや株出しの萌芽はおおむね良好であった。その後も多照・適時降雨など気象条件に恵まれたことから順調に生育した。
イ 伸長期
高温で推移したことから、仮茎長、伸長量ともに平年並みとなった。
しかし、8月8〜9日にかけて台風6号が接近し、葉先の裂傷や倒伏などの被害を受けた。
ウ 登熟期
台風の接近はあったが、期間を通しておおむね気象条件に恵まれたことから、生育量および登熟ともに平年並みで、最終的な平均買入糖度は、13.48度となった。
ア 生育初期〜分げつ
平均気温は平年より高く、日照時間も平年より長く推移し、ほとんどの島で平年並みの生育状況であったが、与論島は長梅雨や日照不足による低温期が続いたことから、生育は緩慢であった。
イ 伸長期
7月は干ばつ傾向にあったが、8月上旬の台風6号による降雨などもあり解消し、平年並みの生育となった。
しかし、与論島は、台風6号による葉部裂傷や潮風害などからの回復が遅れ、その後の降雨量が少なかったことから、平年に比べ生育は劣った。
ウ 登熟期
高温・少雨・多照で推移したことから、登熟は良好で、最終的な平均買入糖度は、15.76度と品質取引制度開始(平成6年産)以降、過去最高となった。