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4 日本の主要輸入先の動向(2024年11月時点予測)

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最終更新日:2024年12月10日

4 日本の主要輸入先の動向(2024年11月時点予測)

2024年12月


 近年、日本の粗糖(甘しゃ糖・分みつ糖<HSコード1701.14−110>および甘しゃ糖・その他<同 1701.14−200>の合計)の主要輸入先は、豪州およびタイである。2023年の主要輸入先の割合を見ると、豪州が91.6%(前年比0.8ポイント増)、タイが8.4%(同0.9ポイント減)と、両国でほぼ全量を占めている(財務省「貿易統計」)。
 

2024/25年度の砂糖輸出量はかなりの程度減少する見込み
 2024/25年度(4月〜翌3月)のサトウキビ収穫面積は、34万ヘクタール(前年度比0.2%減)と前年度並みが見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、8月の豪雨と豪州最大の精糖企業で発生したストライキにより収穫が遅れているものの、生育は順調に進んだことから、3008万トン(同1.1%増)とわずかに増加が見込まれている。

 砂糖生産量は、8月の豪雨による収穫遅れがサトウキビの糖度低下を招く可能性があることから、407万トン(同1.5%減)とわずかに減少が見込まれている。砂糖輸出量は、アジア地域を中心に需要の伸びが引き続き期待されるものの、砂糖の減産見込みにより、307万トン(同8.5%減)とかなりの程度減少が見込まれている。
 



 

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2024/25年度の砂糖生産量はサトウキビの増産により大幅に増加する見込み
 2024/25年度(10月〜翌9月)のサトウキビ収穫面積は、167万ヘクタール(前年度比10.0%増)とかなりの程度増加が見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、収穫面積の増加と良好な気象条件のもと、9800万トン(同19.3%増)と大幅な増加が見込まれている。

 砂糖生産量は、23/24年度のサトウキビの減産とCCS(注)の低下による減産の反動から1169万トン(同25.5%増)と大幅な増加が見込まれている。砂糖輸出量は、インド産やブラジル産の輸出量減少が見込まれる中、砂糖の増産を背景に865万トン(同45.6%増)と大幅な増加が見込まれている。

(注)可製糖率:サトウキビのショ糖含有率、繊維含有率および搾汁液の純度から算出される回収可能な糖分の割合。




 

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