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5 日本の主要輸入先の動向(2025年12月時点予測)

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最終更新日:2026年1月9日

5 日本の主要輸入先の動向(2025年12月時点予測)

2026年1月


 近年、日本の粗糖(甘しゃ糖・分みつ糖<HSコード1701.14−110>および甘しゃ糖・その他<同1701.14−200>の合計)の主要輸入先は、豪州およびタイである。2024年の主要輸入先の割合を見ると、豪州が90.2%(前年比1.4ポイント減)、タイが9.7%(同1.3ポイント増)と、両国でほぼ全量を占めている(財務省「貿易統計」)。


 

2025/26年度の砂糖生産量および輸出量はわずかな増加見込み
 
2025/26年度(4月〜翌3月)のサトウキビ収穫面積は、34万ヘクタール(前年度比2.1%増)とわずかな増加が見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、一定の労働力確保に加え、前年度より生育に適した天候になるとの見通しから、2893万トン(同0.2%減)と前年度並みが見込まれている。一部地域では過湿による収穫遅延があったものの、7月の降水量が平年を大幅に下回ったことで収穫進度が加速し、11月末の収穫進捗(しん ちょく)率は95%台に到達したとされる。

 砂糖生産量は、CCS(注)が収穫の進捗に伴い改善され、現在は前年度を上回る状況であることやサトウキビ増産と製糖工場の順調な稼働状況から、391万トン(同2.0%増)とわずかな増加が見込まれている。砂糖輸出量は、アジア地域向けを中心に引き続き多くの需要があることから、293万トン(同1.0%増)とわずかな増加が見込まれている。

(注)Commercial Cane Sugar(可製糖率)の略。サトウキビのショ糖含有率、繊維含有率および搾汁液の純度から算出される回収可能な糖分の割合。




 

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2025/26年度の砂糖輸出量は大幅な増加見込み
 
2025/26年度(10月〜翌9月)のサトウキビ収穫面積は、157万ヘクタール(前年度比2.2%増)とわずかな増加が見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、一部地域で集中豪雨に見舞われたものの、収穫前の乾燥した天候が収量に有利に働くことで、9530万トン(同3.5%増)とやや増加が見込まれている。しかし、好調な収穫が見込まれるため、25/26年度のサトウキビの最低取引価格の期首価格は1トン当たり890バーツ(4388円(注1)、同23.2%安)と大幅な下落となった。現地報道では、生産コストの上昇を相殺する政府補助金などがない場合、キャッサバの方がサトウキビより収益性が高いと判断され、キャッサバへの切り替えが進むという見方もある。

 砂糖生産量は、サトウキビ増産により、1118万トン(同5.7%増)とやや増加が見込まれている。しかし、集中豪雨による局地的な洪水の発生による製糖開始の遅れや東北部で白葉病(注2)の発生により、前月予測から下方修正された。砂糖輸出量は、ブラジル産の輸出量減少が見込まれる中、砂糖の増産を背景に887万トン(同30.5%増)と大幅な増加が見込まれている。

 (注1)三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「月末・月中平均の為替相場」の2025年11月末TTS相場の1バーツ=4.93円を使用。
 (注2)植物寄生性の細菌であるファイトプラズマにより引き起こされる病害。感染後は葉が白化し、枯死する。伝播経路は感染した種茎と媒介虫(ヨコバイ類)が知られている。
 



 

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