

ホーム > 砂糖 > 砂糖の国際需給・需給レポート > 5 日本の主要輸入先の動向(2026年3月時点予測)
最終更新日:2026年4月10日

2025/26年度の砂糖輸出量はわずかな増加見込み
2025/26年度(4月〜翌3月)のサトウキビ収穫面積は、34万ヘクタール(前年度比4.3%増)とやや増加が見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、23/24年度から継続して3000万トンを下回り、2887万トン(同0.2%増)と前年度並みが見込まれている。こうした中、豪州砂糖製造者協会(ASM)は、サトウキビ価格の下落で多くの製糖工場が赤字経営を強いられており、砂糖業界にとって厳しい年となった旨の声明を発表した。26/27年度の作付けは、25/26年度の収穫作業が例年と比較して早期に終了したことで開始が早まると見込まれている。
25/26年度の砂糖生産量は、391万トン(同0.2%増)とサトウキビ生産量と同様に前年度並みが見込まれている。砂糖輸出量は、アジア地域向けを中心に引き続き多くの需要があることから、294万トン(同1.6%増)とわずかな増加が見込まれている。



2025/26年度の砂糖輸出量は大幅な増加見込み
2025/26年度(10月〜翌9月)のサトウキビ収穫面積は、157万ヘクタール(前年度比2.2%増)とわずかな増加が見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、収穫前の乾燥した天候が収量に有利に働くことで、9800万トン(同6.5%増)とかなりの程度増加が見込まれている。しかし、25/26年度のサトウキビの最低取引価格の期首価格が大幅に引き下げられ、キャッサバ価格が安定している現状を踏まえると、サトウキビより収益性が高いキャッサバへの切り替えが進むという見方もある。
砂糖生産量は、サトウキビの増産とCCS(注)の上昇により、1150万トン(同8.7%増)とかなりの程度増加が見込まれている。しかし、年末年始にかけての製糖工場における圧搾作業の中止やカンボジアとの国境閉鎖に伴う労働力確保の問題などで収穫および圧搾作業に遅延が発生していることから、26年2月時点の累計生産量は前年度を下回って推移している。砂糖輸出量は、砂糖の増産を背景に865万トン(同27.2%増)と大幅な増加が見込まれている。
(注)Commercial Cane Sugar(可製糖率)の略。サトウキビのショ糖含有率、繊維含有率および搾汁液の純度から算出される回収可能な糖分の割合。

