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最終更新日:2026年6月10日
ニューヨーク粗糖先物相場の動き(4/1〜5/11)
〜4月は原油高と世界的な砂糖余剰見通しが相場を圧迫〜

2026年4月のニューヨーク粗糖先物相場(5月限の推移を見ると、1日は原油安(注1)とインドの砂糖増産を背景に1ポンド当たり15.29セント(注2)と前取引日から下落した。2日以降も同様の理由から下落傾向が続き、13日は同13.68セントとなった。14日はドル安(注3)により上昇したが、15日以降は世界的な砂糖余剰見通しにより相場の低迷が続き、21日は同13.43セントとなった。22日以降は原油高とレアル高で上昇傾向となり、29日は同14.68セントと4月上旬の水準まで回復した。30日はインドの砂糖増産見通しにより下落し、同14.58セントで納会した。
5月に入り7月限に切り替わると、1日は原油高と世界的な砂糖減産見通しにより、同14.95セントと前取引日から上昇した。4日以降は原油高とレアル高によりさらに値を上げ、5日は同15.37セントをつけた。6日以降はブラジルの増産見通しやエタノール価格の低迷により下落したが、8日以降はレアル高と世界的な砂糖減産見通しから上昇し、11日は同14.91セントとなった。
(注1)一般に、原油価格が下落すると、石油の代替燃料であるバイオエタノールの需要も減少する。バイオエタノールの需要減少により、その原料作物(サトウキビ、てん菜など)のバイオエタノール生産への仕向けが減る一方、それらから生産される食品(サトウキビの場合は砂糖)の生産・供給が増えると想定される。食品用途仕向けの度合いが大きくなるほど需給が緩和し、これら食品の価格を押し下げる方向に作用する。
(注2)1ポンドは約453.6グラム、1米セントは1米ドルの100分の1。
(注3)粗糖は米ドル建てで取引されるため、米ドルに対してレアルが上昇すると、相対的にブラジル産粗糖の価格競争力が弱まる。世界最大の砂糖輸出国ブラジルの輸出意欲が低下すると、需給のひっ迫につながることから、価格を押し上げる方向に作用する。