10アール当たり収量は、夏季の高温と周期的な降雨によりおおむね平年並みに根部の肥大を確保できたが、過去最高であった前年からは474キログラム減少し6660キログラム(前年比6.6%減)となり、てん菜の生産量は、作付面積の減少も影響し、前年より29万194トン減少し319万4633トン(同8.3%減)となった。
根中糖分については、9月上旬まで高温傾向が続いたことなどにより15.6%と平年(16.2%)を下回り、前年産よりも0.1ポイント低下した(表2、図2)。
品種別の作付け構成は、「カーベ2K314」(24.6%)、「パピリカ」(20.1%)、「プロテウス」(18.4%)の順となっている(表3)。
「カーベ2K314」は、褐斑病やそう根病の抵抗性が優れており、「パピリカ」は、そう根病抵抗性に優れ、根重が多く、令和5年に優良品種に認定された「プロテウス」は、褐斑病と根腐病抵抗性に優れていることから、作付け割合が高くなっている。
てん菜の作付け戸数は全道的に減少傾向が続いており、令和7年は5797戸(前年比2.9%減)と、前年より176戸減少し、10年前(7351戸)と比較して1554戸減少した(平成17年比21.1%減)。1戸当たりの作付面積は8.3ヘクタールと、令和5年以降、横ばいで推移している(図3)。
労働力不足の中で作付け規模の維持・拡大に対応するため、春の育苗や移植作業に要する労働力を大幅に削減できる直播栽培に取り組む地域が増加しており、令和7年産の直播栽培の面積は、前年より3201ヘクタール増加(前年比13.0%増)の2万7788ヘクタール(作付面積の57.9%、同7.6ポイント増)となった(図4)。