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〜令和7年度甘味料およびでん粉の仕入動向等調査結果(2)〜
最終更新日:2026年9月10日
(1)調査期間
令和8年1月〜3月
(2)調査対象
甘味料を使用する食品製造事業者
(3)調査項目
ア 用途および使用する理由
イ 仕入価格および仕入量の動向
ウ 原料確保の評価
(4)調査対象期間
令和7年10月現在(ただし、年間を対象とした項目については令和6年10月から翌年9月までの1年間)の甘味料の用途、仕入状況などに関する事項
(5)調査方法
郵送または電子メールによる調査票の発送および回収を実施
(6)回収状況
配布企業数 301社
回収企業数 98社(表1)
調査票回収率 32.6%

(7)集計結果についての留意事項
ア 図中の「n」は、有効回答数を表す。
イ 端数処理の関係により、図中の内訳の合計が100%にならないことがある。
ウ 図に示す調査結果は、凡例と同様の選択肢による回答である。
エ 各甘味料の用途および使用する理由は、表2の選択肢から回答を得た。
オ 凡例の増減(または騰落)率に関する選択肢は、表3の通り。


(8)調査企業の概要
今回の調査で回答のあった98社の業種別構成比は、図1の通り。「菓子、パン」が50%(49社)と最も多く、次いで「畜産・水産食料品」が19%(19社)、「麺類、冷凍調理食品、総菜」が9%(9社)、「調味料、糖類、油脂」が8%(8社)となった。

ア 黒糖の用途
黒糖の用途を見ると、「菓子」が23件で最も多かった。次いで「清涼飲料・酒類」と「パン」がともに5件で続いている(図2)。

イ 黒糖を使用する理由
黒糖を使用する理由としては、「風味調整」と「甘味調整(甘さを加える)」がともに28件で最も多かった。次いで「付加価値の訴求」が22件となった(図3)。

ウ 黒糖の仕入価格の動向
1キログラム当たりの仕入価格(令和7年10月時点)を見ると、回答があった中では「400円以上500円未満」の価格帯が33%と最も多く、次いで「500円以上」が17%となった。経年で見ると、令和7年度は初めて「400円以上500円未満」が3割を超えて最多となり、価格の上昇が顕著になった(図4)。

6年度と比較した7年度の仕入価格が変動した場合の理由について、48社中19社から回答があった。19社のうち、「市場相場の変動によるもの」が17社と大半を占めた。このほか「為替の変動によるもの」が2社となった。
エ 黒糖の仕入量の動向
(ア)直近1年間の仕入量
令和7年度(令和6年10月から翌年9月、以下年間の仕入量について同じ)の仕入量を見ると、「5トン未満」が58%を占め、次いで「100トン以上」が15%であった(図5)。

(イ)仕入量の動向
令和6年度と比較した7年度の仕入量の動向は、「横ばい」が48%で最多となったものの、「大幅に増加」と「やや増加」を合わせると21%、「やや減少」と「大幅に減少」を合わせると25%となり、「減少」が「増加」を上回った(図6)。

今後の仕入量の見込みは、「横ばい」が69%と最も多く、「大幅に増加」と「やや増加」が合わせて15%、「やや減少」と「大幅に減少」が合わせて12%であった(図7)。
価格上昇局面にあっても、黒糖はその独特の風味ゆえに代替が難しく、需要が底堅いことがうかがえる。

ア ブドウ糖の用途
ブドウ糖の用途を見ると、「菓子」が21件で最も多かった。次いで「加工食品」が8件、「冷凍食品」、「清涼飲料・酒類」、「乳製品」および「冷菓」がいずれも5件で続いている(図8)。
また、その他の具体的な用途として、「冷凍ホイップ」、「揚麺」などが挙げられた。

イ ブドウ糖を使用する理由
ブドウ糖を使用する理由としては、「風味調整」と「甘味調整(甘さを加える)」がともに22件で最も多かった。次いで「食感向上」と「甘味抑制(砂糖との比較)」がいずれも10件で続いている(図9)。
また、その他の具体的な理由として、「品質向上」、「保存性の向上」、「製品固形分調整」、「発色目的(ちくわの焼け色、天ぷらの揚げ色)に使用する」などが挙げられた。

ウ ブドウ糖の仕入価格の動向
1キログラム当たりの仕入価格(令和7年10月時点)を見ると、「170円以上」が57%で最も多く、次いで「150円以上170円未満」が15%となった。経年で見ると、「170円以上」の価格帯が直近3カ年度で急増した一方で、130円未満の低価格帯は大幅に減少しており、高価格帯への移行が見られる(図10)。

令和6年度と比較した7年度の仕入価格が変動した場合の理由について、53社中24社から回答があった。
24社のうち、「市場相場の変動によるもの」が17社で最も多く、次いで「仕入先の変更によるもの」が3社、「為替相場の変動によるもの」が2社となった。
エ ブドウ糖の仕入量の動向
(ア)直近1年間の仕入量
令和7年度の仕入量を見ると、「10トン未満」が36%で最も多く、次いで「10トン以上100トン未満」が25%、「100トン以上500トン未満」が19%となった(図11)。

(イ)仕入量の動向
令和7年度のブドウ糖の仕入量の動向は、「横ばい」が64%で最も多く、「大幅に増加」と「やや増加」が合わせて21%、「やや減少」と「大幅に減少」が合わせて12%となった(図12)。

今後の仕入量の見込みは、「横ばい」が72%で大半を占め、「大幅に増加」と「やや増加」が合わせて17%、「やや減少」と「大幅に減少」が合わせて10%となり、仕入量を増やす動きが見られた(図13)。

ア 水あめの用途
水あめの用途を見ると、「菓子」が33件で最も多かった。次いで「冷菓」が12件、「加工食品」が7件、「調味料・調味食品」と「乳製品」がともに5件で続いている(図14)。
また、その他の具体的な用途として、「冷凍ホイップ」などが挙げられた。

イ 水あめを使用する理由
水あめを使用する理由としては、「甘味調整(甘さを加える)」が37件で最も多かった。次いで「食感向上」が27件、「風味調整」が15件、「甘味抑制(砂糖との比較)」が14件と続いている(図15)。
また、その他の具体的な理由として、「生地の安定のため」、「飴のボディ形成、色焼け防止、食感形成」、「製品の艶出しと海苔巻製品の海苔の接着剤」、「製品固形分調整」、「保存性の向上のため」などが挙げられた。

ウ 水あめの仕入価格の動向
1キログラム当たりの仕入価格(令和7年10月時点)を見ると、「140円以上」が55%で最も多く、次いで「100円以上110円未満」が11%となった。経年で見ると、「140円以上」の割合は、令和5年度以降、5割強で推移している(図16)。

令和6年度と比較した7年度の仕入価格が変動した場合の理由について、76社中23社から回答があった。
23社のうち、「市場相場の変動によるもの」が16社と最も多く、次いで「為替相場の変動によるもの」が5社となった。
エ 水あめの仕入量の動向
(ア)直近1年間の仕入量
令和7年度の仕入量を見ると、「10トン未満」が37%と最も多く、「10トン以上100トン未満」、「100トン以上500トン未満」および「1,000トン以上」がいずれも16〜17%となった(図17)。

(イ)仕入量の動向
令和6年度と比較した7年度の水あめの仕入量の動向は、「横ばい」が51%と最多であった。「大幅に増加」と「やや増加」が合わせて28%となり、「やや減少」と「大幅に減少」を合わせた18%を上回り、増加傾向がうかがえる(図18)。

今後の仕入量の見込みは、「横ばい」が78%と最も多く、「やや増加」は17%、「やや減少」と「大幅に減少」が合わせて6%となった。
過年度の調査結果を見ると、令和6年度は「やや減少」の回答割合が16%あったが、今回の調査では13ポイント減少し、「横ばい」の割合が14ポイント増加した(図19)。

ア ソルビトールの用途
ソルビトールの用途を見ると、「菓子」が11件で最も多く、次いで「加工食品」が10件、「調味料・調味食品」が3件で続いている(図20)。

イ ソルビトールを使用する理由
ソルビトールを使用する理由としては、「甘味調整(甘さを加える)」が13件で最も多かった。次いで「食感向上」が11件、「離水防止」が6件、「風味調整」と「甘味抑制(砂糖との比較)」がともに5件で続いている(図21)。

ウ ソルビトールの仕入価格の動向
1キログラム当たりの仕入価格(令和7年10月時点)を見ると、「200円以上」が42%で最も多く、次いで「150円以上200円未満」が24%となった。経年で見ると、令和5年度以降、150円未満の価格帯は見られず、「200円以上」の価格帯が4割強を占めている(図22)。

令和6年度と比較した7年度の仕入価格が変動した場合の理由について、33社中7社から回答があった。
7社のうち、「市場相場の変動によるもの」と「為替相場の変動によるもの」がともに3社となった。このほかの1社は、「人件費、物流費の高騰」と回答した。
エ ソルビトールの仕入量の動向
(ア)直近1年間の仕入量
令和7年度の仕入量を見ると、「5トン未満」が36%で最も多かった。次いで「5トン以上20トン未満」が24%、「50トン以上100トン未満」が12%となった(図23)。

(イ)仕入量の動向
令和6年度と比較した7年度のソルビトールの仕入量の動向は、「横ばい」が39%と最も多かったものの、「やや減少」と「大幅に減少」を合わせると33%に上り、「大幅に増加」と「やや増加」を合わせた21%を上回り、減少の方が高くなった(図24)。

今後の仕入量の見込みは、「横ばい」が91%と大半を占めており、「やや減少」が6%であった。
過年度の調査結果を見ると、直近3カ年度は「横ばい」の回答割合が最も多くなっている。令和5・6年度調査では「増加」する見込みとの回答もあったが、7年度調査ではなかった。仕入価格が高価格帯に移行していることも、一因と考えられる(図25)。


