

ホーム > 砂糖 > 砂糖の国際需給・需給レポート > 3 国際価格の動向
最終更新日:2026年10月9日
ニューヨーク粗糖先物相場の動き(8/3〜9/9)
〜世界的な砂糖供給不足の見通しが価格を下支えした結果、1ポンド当たり18セント台まで上昇〜

2026年8月のニューヨーク粗糖先物相場(10月限)の推移を見ると、3日は世界的な砂糖供給不足の見通しにより、1ポンド当たり15.01セント(注1)と前取引日から上昇した。4日以降は世界的な砂糖供給不足の見通しにより急騰し、11日は同16.73セントをつけた。12日以降は一時的な下落があったものの、世界的な砂糖供給不足の見通しが価格を下支えし、上昇傾向となった。さらに、20日以降もインドにおける砂糖の輸入関税の引き下げや、EUの砂糖生産予測が前年度比2割程度の減少見通しとなったことなどから上昇傾向が継続し、31日は同17.81セントをつけた。
9月に入ると、2日までは世界的な砂糖供給不足の見通しにより引き続き上昇したが、3日以降はインドの砂糖輸入量が予想を下回るとの見通しが下落圧力となり、8日は同18.10セントをつけた。9日は原油高(注2)により同18.40セントと上昇した。
(注1)1ポンドは約453.6グラム、1米セントは1米ドルの100分の1。
(注2)一般に、原油価格が上昇すると、石油の代替燃料であるバイオエタノールの需要も増加する。バイオエタノールの需要増加により、その原料作物(サトウキビ、てん菜など)のバイオエタノール生産への仕向けが増える一方、それらから生産される食品(サトウキビの場合は砂糖)の生産・供給が減ると想定される。食品用途仕向けの度合いが小さくなるほど需給がひっ迫し、当該食品の価格を押し上げる方向に作用する。