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4 世界の砂糖需給に影響を及ぼす各国の動向(2026年9月時点予測)

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最終更新日:2026年10月9日

4 世界の砂糖需給に影響を及ぼす各国の動向(2026年9月時点予測)

2026年10月


 以下、特段の断りがない限りGlobalData UK Ltd. による予測に基づく記述であり、砂糖に関する数量は粗糖換算である。

 1トン当たりの輸出価格はFOB価格(Free on Board:貨物が輸出国の船上に置かれた時点までの費用を含めた価格)であり、1トン当たりの輸入価格はCIF価格(Cost Insurance and Freight:保険料・運賃込みの価格。関税額等は含まれていない)である。
 

26/27年度の砂糖生産量はやや減少見込み
 
2026/27年度(4月〜翌3月)のサトウキビ収穫面積は、899万ヘクタール(前年度比1.0%減)と前年度からわずかな減少が見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、豪雨による収穫遅延が発生しているものの、単収増加が予測されることから、6億9600万トン(同4.4%増)とやや増加すると見込まれている。

 砂糖生産量は、サトウキビの増産が予測されるものの、ATR(注)および砂糖への仕向け割合が前年度を下回って推移していることから、4484万トン(同4.1%減)とやや減少が見込まれている。なお、エタノールへの仕向け割合は、前年度を上回って推移している。砂糖輸出量は、3416万トン(同6.5%減)とかなりの程度減少すると見込まれているが、引き続き国際市場でのブラジル産砂糖に対する堅調な需要が見込まれている。現地報道によると、同国のエネルギー政策諮問委員会(CNPE)は7月14日、ガソリンへのエタノール混合率を30%から32%へ引き上げることを承認した。この引き上げは8月1日から適用されている。

 (注)1トン当たりの平均回収糖分。ポルトガル語でAçúcar Total Recuperável(総回収可能糖量)の略。




 

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26/27年度の砂糖輸出量は大幅な減少見込み
 
2026/27年度(10月〜翌9月)のサトウキビ収穫面積は、573万ヘクタール(前年度比0.4%減)とわずかな減少が見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、モンスーン期の降雨不足により、9月上旬時点の累積降水量が平年を下回っていることから、4億6180万トン(同2.5%減)とわずかな減少が見込まれている。

 砂糖生産量は、同国政府が国内市場向けの砂糖供給を優先し、砂糖への仕向け割合の増加が予測されることから、3273万トン(同8.8%増)とかなりの程度増加が見込まれている。一方、砂糖輸出量は、当面の間は国内市場向けの在庫確保を優先するため、246万トン(同26.1%減)と大幅な減少が見込まれている。




 

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26/27年度の砂糖輸入量は大幅な減少見込み
 
2026/27年度(10月〜翌9月)のサトウキビ収穫面積は、125万ヘクタール(前年度比0.2%増)と前年度並みが見込まれている(表)。サトウキビ生産量は、適度な降水量と高収量品種の普及により、9089万トン(同0.5%増)とわずかな増加が見込まれている。

 てん菜収穫面積は、主産地である内モンゴル自治区における作付面積の減少などを背景に19万ヘクタール(同20.9%減)と大幅な減少が見込まれている。てん菜生産量は、作付面積の減少により、1075万トン(同16.1%減)と大幅な減少が見込まれている。

 砂糖生産量は、てん菜糖の減産以上に甘蔗糖(かんしゃとう)の増産が見込まれているため、1408万トン(同0.4%増)とわずかな増加が見込まれている。砂糖輸入量は、引き続き国内の需給ギャップを埋めるために一定の輸入が予想されるが、国内生産の増加見通しから、319万トン(同39.6%減)と大幅な減少が見込まれている。
 



 

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26/27年度の砂糖生産量は大幅な減少見込み
 
2026/27年度(10月〜翌9月)のてん菜収穫面積は、生産量上位国であるドイツを中心に減少が見込まれることから、126万ヘクタール(前年度比9.8%減)とかなりの程度減少すると見込まれている(表)。てん菜生産量は、特にビートベルト(注)の北西部において降水量が極端に少ないことに加え、気温が平年を上回っていることから、8968万トン(同19.6%減)と大幅な減少が見込まれている。また、今後降水量が回復した場合でも、高温状態が継続すれば、病害発生のリスクが高まるとの指摘もある。

 砂糖生産量は、高温・乾燥の影響が大きいフランスやドイツなどにおけるてん菜の収量予測が引き下げられたことにより、1354万トン(同22.0%減)と大幅な減少が見込まれている。砂糖輸入量は、砂糖の減産を背景に235万トン(同18.7%増)と大幅な増加が見込まれている。

 (注)フランス北西部や英国南部からポーランドやリトアニアにかけて広がるてん菜栽培に適した地域のこと。「シュガーベルト」とも称される。




 

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