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最新更新日:2024年8月5日
広報webマガジン「alic」2024年8月号

今月の表紙

すいか割り
 小さいころにすいか割りをした経験はあるでしょうか。
 夏の思い出として、ドキドキ・ワクワクして棒を握った体感や、割れた後に食べた甘くてジューシーな味覚として残っているでしょうか。

 すいかは、世界で広く食べられている野菜で、北アフリカのリビアでは5000年前の遺跡から種子が出土し、古代エジプトでは4000年前の壁画にすいかが描かれています。
 日本に伝わった時期は定かではないのですが、ポルトガル人が長崎にかぼちゃとすいかの種を持ち込んだ説、慶安年間(17世紀中ごろ)に隠元禅師という高僧が清から持ち込んだ説などがあります。
 また、すいかの栽培では、「つる割病」の対策のために「接ぎ木」をするのですが、この技術は、昭和2年に兵庫県の農家であった竹中長蔵が世界で初めて開発し、つる割病に耐性の持つかぼちゃを台木として始めたのが最初です。
 すいかは、成分の約9割が水分で、体を冷やす作用がありますので、夏場の熱中症予防、解熱などに効果があると言われています。また、がんと関係があるされている「活性酸素」を抑える作用を持つ「リコペン」も豊富に含まれていますので、美味しく食べるだけで、色々な効果も期待できます。
 食べるときは、冷やしすぎないのが美味しく食べるポイントです!
 

編集部から

 今月号では、先月号から引き続き「この人に聞く」で中国に駐在している日中経済協会の山田智子さんのインタビューを掲載させていただきました。以前は、「中国は・・・」という言葉で、日本と区別した言い方をすることがあったかと思いますが、インタビューを聞きますと、日本の消費者の動きと同じように、「健康を意識」、「口コミ」、「SDGs」といった単語が出てきており、中国においても日本と同じような動きがあることを感じます。また、印象的だったのは、「国潮主義」という言葉です。自国のものを選ぶ、そんな思想が広まったとのこと、日本においても学ぶところがありそうです。
 世界の生産・消費を動かしている中国の動向は、今後も益々気になるところです。

 
 また、「REPORT」では、alicの砂糖部門における調査として実施した「世界8カ国のアメ・ガム・グミの消費動向および購買志向」の一部抜粋を紹介させていただきました。(ちなみに編集部では、図2−2のガムを食べる理由において、インドが唯一、「口臭対策」が1位でなく、「顎を鍛えるため」が1位となっている点が話題となりました。)
 当機構は、日本の農畜産業を応援する団体として、国民の皆さまの消費生活の安定を目指し、様々な情報を提供するとともに、引き続き事業に取り組んでいきます。
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